11月9日、中津市役所の大会議室で

中津市放課後児童クラブ連絡協議会が主催する学習会を開催しました

 

講師は、大分県発達障がい者支援専門員の奥田展代さんです

演題は

『子どもの心の居場所を求めて』~困っているのは誰?~

 

当日は連絡協議会に加入している支援員の方を中心に、

未加入クラブの支援員さんなども含めて約100名の方々がお話を聴きに来てくれました

 

 

奥田さんは“チャイルドラインおおいた”でも活動をされており、

日々、こどもたちの声に向き合っています

http://childlineoita.littlestar.jp/

 

電話での対応では、決してアドバイスをしてはいけないそうです

もし、「死にたい」と話されても「死んではダメ」とは言えません

 

それは、とても辛く難しい事だと思います

奥田さんも、ご自身の無力感を感じることが多々あるとの事でした

 

しかし、そういった“傾聴”の積み重ねこそが、

電話をしてきたこどもたちの望むものになります

 

私たちは、ついついこどもの行動や言葉に注意や指導をしたくなりますが、

「なにが、あったの?」とこどもの心に寄り添う事が大事だとおもいました

 

 

 

 

また、『おこだでませんように』という絵本を題材にこどもの心の居場所を考えました

 

いっつも大人から怒られてばかりのぼくのお話し

あぁ、こういう子いるよねっていう男の子です

 

「なんでいつも怒られる事ばかりするんだろう」

「おこられても言い返さないのはなんでだろう」

 

そういった男の子のぼくが望むものは何だろう?

 

とっても考えさせられるお話がありました

もしかしたら、この絵本は大人のための絵本かも知れません

なずなに1冊購入しますので、興味のある方は覗いてみてください

 

 

 

 

今回の講演を聞いて、さまざまな捉え方があったかと思います

私個人としては、まだまだこどもに寄り添えていないなと感じました

 

ついつい、こうした方が良い、これはだめ、あれは良い、など

私の価値観を教えているかも知れません

もちろん、危険な行為や、人道的によくないことなど、注意しなければいけない場面はあります

 

その中で、「自分の思い通りになっていない行為」に対して、

その注意が向いていないか、よくよく考えなければならないと思いました

 

こども目線での価値観を感じること、感じようとする努力が必要だと思いました

 

 

 

 

さて、中津市放課後児童クラブ連絡協議会は、年に数回の学習会を行っています

 

次回の学習会は 1月26日(日)10:00~中津市役所にて 行います

講師は、星の会(不登校を考える親の会)代表 加嶋文哉氏をお招きします

https://www.fumiya-kashima.net/profile

 

 

演題等の詳細は掲示物や配布物、ブログなどでお知らせします

 

連絡協議会に加入しているクラブの支援員と保護者の方は無料で参加出来ます

また、資料代として一部の費用をお願いしていますが、

未加入クラブの関係者や一般の方の参加もできますのでたくさんの方に聞いて欲しいと思っています

 

より多くの方の参加、未加入クラブの連絡協議会への加入を期待していますm(_ _)m