今日、年長さんのお泊りに使うランチョンマットをアカニシガイ染めで作りました。
アカニシガイの内臓の中にすこ~しだけ、紫色になる液が入っており、
その液を使って、染色するのがアカニシガイ染めになります。
特大のアカニシガイでも取れる染液は爪楊枝1本分みたいです。
そう言った貴重な染め物体験はNPO法人水辺に遊ぶ会さんの協力の元、
実現することが出来ました。
また、大分大学教育学部より都甲准教授にも来ていただき、合計5名ものサポートを頂きました。日曜日という中で様々なご協力を頂きました。
お忙しい中、誠にありがとうございます。
アカニシガイで染まる色は紫です。
染色の中で紫と言う色はとても難しく、珍しい色ということです。
日本には紫が捕れる貝が2種類ありますが、中津の港からはその貴重な色が取れるアカニシガイが捕れるという事で今回に至りました。
中津の資源に感謝です^^
貴重なお休みの中集まってくれた保護者の皆さん、ありがとうございます!
まずは、絞りをして染める前準備♪
ビー玉、割りばし、刺繍、いろいろな方法を使ってそれぞれ特徴的なものが出来ました
今回、外はあいにくの雨
太陽の紫外線を使って染色する方法が取れなかったので、硫黄を使って一度還元した染色液(貝の内臓)を布にしみこませてから空気で酸化させる方法を取りました。
なので、染色中に出来るだけ発色させない様、
鍋を光から守る秘密兵器を持って来てくれました!
この中にIHヒーターと鍋が入っています。
鍋の中で温度管理しながら30分間ゆっくりと煮詰めます。
その間は、水辺に遊ぶ会の足利さんから、実際の貝殻を使ってのお話をしてもらいました。
海外の貝も持って来て貰い、年長さんたちは興味津々^^
大きな貝に耳を当てて音を聞いたり、
貝の中のツルツルを触ったりしながらいろいろな感想を話していました。
そして、30分経ち、
カウントダウン後に鍋から布を取り出します!
3、
2、
1、
それっ!!
発色する前の液は黄色なんですね ・o・
それが、輪ゴムや糸を取っている間にもどんどん紫の色が出てきました!
すごいな~
今回、本当にきれいな紫が発色されて、大人もとっても楽しむことが出来ました。
水辺に遊ぶ会の皆さんは、鍋から、ヒーターから、手袋に、氷など 本当にたくさんの準備をしていただきました。
ほとんど、お任せになってしまいました。。。 本当にありがとうございます!!
この、ランチョンマットは年長さんのお泊りで使います。
保護者さんの中には「小学校に上がったら給食のお盆敷きにしよう」と言っていた方もいました。
大分大学の都甲先生は「染色の中ではアカニシガイ染めってとってもすごいんですよ」とも言っており、何よりみんなとっても素敵です。
いろいろな使い方を考えて、大事にしてね^^
今回、大変なご協力をしていただいた水辺に遊ぶ会さんは海や川で行う様々なワークショップが継続して企画されています。
企画の内容は、自然体験、食育、自然保護、アカデミックな研究であったり、とっても幅広く、そして内容深く取り組まれています。
こどもにとっても、大人にとっても貴重な体験が出来る、そんな会が中津にある事に本当に感謝します。