秋葉原駅の南側、昭和通りから万世橋へ抜ける道の途中、書泉ブックタワーの側に橋の跡があります。
佐久間橋の跡です。
佐久間橋、東側の親柱。
佐久間橋、西側の親柱。
向こうに見える左右の高架が首都高速上野線。その下が昭和通り。
千代田区町名由来版 神田佐久間町一丁目 「佐久間町」の町名は、かつて佐久間平八という材木商が住んでいたことに由来するとされています。商人の名がそのまま町名になっていることからもわかるとおり、この界隈はとりわけ江戸商業の発達史にゆかりの深い場所でした。 神田佐久間町一丁目の商人のなかで、とくに目立ったのは材木問屋でした。あまりに多くの材木問屋が集まっていたため、材木商たちの間では神田材木町の通称で呼ばれていたといいます。そのほか町内には、薪や炭を扱う業者も多かったようです。 明治維新を迎え、江戸が東京と名を変えても、神田佐久間町一丁目には数多くの材木問屋や薪炭業者が商いを続けました。特に幕末から明治にかけては活発な取引がおこなわれたようで、この町における炭の相場の変動が東京全体の炭の価格に影響していたと伝えられています。 江戸時代から続いていた神田佐久間町一丁目の町名は、明治四十四年（1911）の町名変更によって佐久間町一丁目となりました。そして神田区と麹町区が合併して千代田区となった昭和二十二年（1947）、ふたたび神田佐久間町一丁目という伝統ある名前を復活させ、いまに至っています。 佐久間町一丁目町会
だから火事が多かった → 火除地としての原っぱの設置 → 防火 → 「秋葉」大権現 → 「秋葉原」になったんですね。
佐久間橋の北側は路面から一段低い公園になっています。いかにも水路だったことが察せられます。
その向こうはヨドバシアキバが建つ広い敷地。神田川から、元は貨物駅だった秋葉原駅へ通じていた掘割の名残りです。
公園を北から。道路の向こうは神田川。
書泉ブックタワーが家電量販店「ロケット」だった頃か、それ以前だったかも知れませんが、道路の下がトンネルのように丸く開いており、階段で降りられるようになっていた様子を記憶しています。ただし柵で閉じられていました。
今は完全に塞がれています。