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山に興味の無い人でも、一度は耳にしたことがあるであろう「魔の山」。
初めて谷川岳に登ることが決まった時、さすがに怖かったですね。

 

 

 

辿ったコースはもちろん、特別な技術を持たない一般人でも登れる天神尾根です。

 

 

 

 

 

 

上越線土合駅から少し登った所にある谷川岳ロープウェイを利用し、天神平駅から歩き始めます。

 

 

 

 

 

 

しばらくは森の中をトラヴァース気味に、なだらかに進みます。

 

 

 

 

 

 

熊穴沢避難小屋を過ぎると、突然、仰け反るような急登が始まります。
この辺りで樹林帯を抜けるので、夏はとても暑い。

 

 

 

 

 

 

岩がむき出しの急な登りがひたすら続きますが、足場はしっかりしています。

 

 

 

 

 

 

途中、岩場が二ヶ所あり、上の方に鎖が付いています。
長くは無いですが、体が斜めになり易いので慎重に越えます。

 

 

 

 

 

 

やがて広いガレ場となり、上り切ると左手に肩の小屋があります。
ここまで来ればトマノ耳は目前です。

 

 

 

 

 

 

トマノ耳からは360度の展望が得られます。
ただし、上州側と越後側でまるっきり天気が違う事があります。

 

 

 

 

 

 

足元のマチガ沢を覗く勇気はありませんでした。
オキノ耳にもこの時は到達していません。

 

 

 

 

 

 

天候については、雷はもちろん濃霧にも最大限の注意が必要です。
下る方向を間違えると大変な事になるでしょう。
肩の小屋の手前10mで遭難事故があった、という話も聞きました。

 

 

 

 

 

 

いつの日か、西黒尾根を麓から登って、オキノ耳の頂上を踏みたいと思っています。
でも岩登りをする気はありません。できません。

 

 

 

 

 

 

己を知り、計画も行動も慎重に。 過信は死を招きます。

これはどんな山でも言える事です。

 

 

 

 

 

 

※ トムラウシ山で無念にも亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。