巻数が長いので前半だけ。後半は後日?形式は伝統的な少年マンガの系譜の成長物語。イタリア料理人見習いの話で読んでると心にグッとくるというか胸が熱くなる作品。といっても、料理人同士で格闘するわけではないし料理対決がメインってわけでもない。
 与えられた課題をクリアするために試行錯誤してクリアし、試練を乗り越えていく。この構図が少年マンガっぽい(特にジャンプを彷彿とさせる)
 話のなかで主人公が厨房からホールに異動させられて接客から「なにか」をつかむまでが前半のメイン。私自身飲食業ではないけど接客に携わっているので「そうそう」と共感する箇所があるし、当たり前のことなんだけどなかなか実践するのは難しいでも目指すべきことなんかが描かれていて、仕事への姿勢を考えさせてくれた作品。
 読んでるとどうもお腹がすきます。美味しいイタリアンが食べたい。どなたかご存じないですか?(笑

バンビ~ノ! (1) (ビッグコミックス)
 よくある異世界と繋がってしまった話。その接続先がモバゲーとかグリーの携帯ゲームの世界。主人公は特技はもってるけどあんまり自主性はない巻き込まれ型の典型。少年マガジンの連載なのでそんなに奇をてらった話にしてもしょうがないんだなと勝手に納得。画はフェアリーテイルの真島ヒロ風味。ゲームの世界と繋がっても「敵」とデバイスは剣とか魔法ではなくてあくまでも電話ってのがこちらの世界をひきずっていてちょっと面白い。モバゲーとかグリーみたいな携帯ゲームってやったことないのでいまいちピンとこないんだけど、「王道」ぽい感じがでていて今後も楽しめそう。
 原案にコナミエンタテイメントとあったのでアニメ化ゲーム化するのかなとおもってたどうやらゲームが先にありきのコミカライズだったようです(笑

ドラゴンコレクション 竜を統べるもの(1) (講談社コミックス)
  コーヒーにまつわる短編集ではっきりとは描かれていないけれど昭和50年代の雰囲気の作品群。自分はその世代ではないけれどノスタルジーをなぜか感じてしまう。コーヒー版三丁目の夕日と言われればそれまでだけど、独特で味わい深いタッチ。たぶん。好き嫌いははっきりわかれる画風だとは思うけど、話の雰囲気にはあっていると思う。コーヒーが好きならぜひ一読を。


コーヒーもう一杯(1) (ビームコミックス)