10:30～予告編「日蓮と蒙古大襲来」 1958年大映　監督渡辺邦男　脚本渡辺邦男、八尋不二
　　　　　本編「眠狂四郎女地獄」1968年大映　監督田中徳三　脚本高岩肇（←鑑賞2度目）
13:00～予告編「雪之丞変化」 1963年大映　監督市川崑　脚本伊藤大輔、衣笠貞之助
　　　　　本編「妖僧」 1963年大映　監督衣笠貞之助　脚本衣笠貞之助、相良準（←鑑賞2度目）

あらすじと感想は、後日アップいたします。

本日は「大雷蔵祭」最後の週末ということで、昨日より電車1本早めに家を出たのですが、9時前の角川シネマ到着時点では既に10人以上の常連さんが行列を作っておいででした（藁）。今日は、昨日と違って「人間失格」の舞台挨拶がないので、角川シネマも油断したのか、昨日は15分早めたオープンを今日はそのまま9時45分に。この甘い判断が命取り（ハハハ）。何とか木曜日の通路寄り座席の予約を確保し、一旦、外に出て開場時間寸前に戻ってみると、未だに階段下に続く長い行列！そうです、舞台挨拶がないにも拘らず、日曜日の朝早くから生田某の学芸会演技が見たいという物好きなギャルが大挙して押しかけたようです。（藁）。そこに「大雷蔵祭」の立ち見券や予約を求めるシニアが入り混じったために、ティケット・センターが大混乱。角川シネマは、雷蔵ファンの熱心さを過小評価して「大雷蔵祭」後半を小スクリーン上映するというミソを付けたばかりなのに、ジャニーズ･ファンの威力もまた過小評価してしまったようです（爆）。とばっちりは「大雷蔵祭」にも及び、本日第1回目上映の「狂四郎女地獄」は、開映が15分も遅れて始まりました。
「…女地獄」、2日続けて見たのですが、雷蔵主演の狂四郎映画なのに、雷蔵抜きで田村高廣と伊藤雄之助の果し合いシーンが2度も出てくるのはいかがなもんでしょうかねぇ。もっとも、既に雷蔵の健康状態が悪化していた時期でもあり、意識的にゲストの対戦で尺を稼いだのかもしれませんが。この頃になると、ハード･スケジュールのカツライスに依存した興行に頼らざるを得なくなった大映上層部は、雷蔵と勝新の映画については尺を80分台に抑えて、少しでも2人に楽をさせるように…というお達しを出していたそうです。
「妖僧」、gooやjmdbのデータベースからは名前が欠落していますが、小林勝彦や木村玄などの先輩と並んで熱弁を奮う若手貴族は、明らかに細谷新吾（現日高晤郎）ですね（オープニング・クレディットあり）。主演作のある（実際、クレジット画面では細谷よりも随分先に名前が出て来ます）小林や丹羽又三郎辺りとほぼ同格の役柄ですから、雷蔵が彼を相当気に入っていたことが窺えます。日高晤郎は、未だに雷蔵と勝新の2人について話すときは、「雷蔵先生」、「勝先生」と先生付き。芸能界にはこの2人しか先生と呼べる人はいないとか。いい話ですなぁ。

今日の予約分で、遂にスタンプ･ラリーは100本達成！残る鑑賞予定は「博徒ざむらい」、「女狐風呂」、「月姫系図」、「遊太郎巷談」の4本だけになりました。過去の雷蔵特集でもめったに上映されず、私もスクリーン未見の4本だけに、気合を入れて鑑賞したいと思います。

大雷蔵祭：72日目