突然ですが、夢を見ている最中に
自分が夢の中にいることを自覚することは
ありますか?
現実の世界でも、事故にあったり
大事なものを紛失した時に
「悪い夢なら覚めてくれ!」
と思うことは、
どなたでもあるかもしれません。
私の場合、ごく稀に
自分が夢の中にいることに気づくことが
あるんです。
ほとんどの場合、どんなに不思議な夢でも
また、現実にはあり得ない状況でも、
それが夢とは認識せず、
目が覚めてから「変な夢だったな…」
と気づくのです。
しかし、なぜか夢の中で頭が冴えている時は
「あ、これ現実ではあり得ないな」
と気づくことが何回かありました。
過去の夢は内容をほとんど覚えていませんが
確かスマートホンか何か、
夢の中で大切なものを紛失しました。
その夢の中で、最初は
「見つからなかったらどうしよう」
「事後手続きがめんどくさいな」
「そんなことやってる暇ないのにな」
と考えていたのですが、
よくよく考えたら
自分の現実世界とそぐわない箇所を
いくつも見つけてしまって
「ああ、また夢の中にいるわ。
どうやったら目覚めるかな?」
と考え方が変わり
そのうち本当に目が覚めたあと、
「ほらね…」とつぶやきました。
そんなことが何回かあるんです。
不思議なことに
「これ、絶対に夢の中じゃん」
と気づいても、なぜか
自分のほっぺをツネったことはありません。
また、現実には無茶なこともしません。
高いところから飛び降りてみるとか、
自傷するとか…。
だって、夢だと思っていて現実だったら…
と思うとぞっとしますよね。
ちょうど今朝見た夢はこんな感じでした。
会議室のような場所に、
大きなスクリーンというかテレビが新設され
それが最新式だと説明を受けていました。
最新式というのは、
人間の音声で操作できるテレビ。
微妙に現実世界でも既にありそうな機能ですが
私は「チャンネルを変えてみて」と発言。
それに反応しチャンネルがパッと変わりました。
会議室にいる他の人たちからも
「おぉ!」というどよめきが…。
しかし変更後のチャンネルは
バラエティか何かでちょっと騒がしい番組。
「あ、ちょっとボリューム下げてくれるかな」
ととっさにつぶやいたら、ボリュームが
スーっと下がりました。
よくできているテレビでした。
そこで、ハッと気づきましま。
「この会議室にいる人たちは誰なんだろう」
と。
同じ部署の人なのか、同期の仲間なのか。
みんなの顔をよく見ようとしても見えません。
みんな顔だけ真っ暗なんです。
服装の形や色、髪型までしっかりわかるのに
顔だけ真っ暗で表情が見えません。
目の前に立っている青年は私よりも少し背が高く
すらっとしていました。
顔が見えていればおそらくイケメンなんでしょう。
いわゆる「あなたの知らない世界」的な
得体の知れない怖い雰囲気は全くありません。
和やかな場で、単に顔だけがなぜか見えないんです。
「あ、これまた夢の世界にいるな」
と気づいたのですが、どうやってそれを
確認しようか考えました。
まず最初に、目の前の青年の腕を
ごく自然にポンと叩きました。
果たしてホンモノのような感触があるのか…。
ぱさっ!
ありました。
目の前の青年も「ん?」といった感じで
こちらを見つめているように思えましたが
いかんせん顔が見えません。
次の手です。
私より身長が高ければ、相手の青年も
おそらく身長にコンプレックスはなく
いろんな人から身長を話題にされているでしょう。
聞いてみました。
「あなたの身体は何センチ?」
普通ならほぼ即答される質問ですが、
その青年は動揺して回答に口籠ったまま
狼狽して時間だけが過ぎていきました。
…なるほど。
と思った時に目が覚めました。
夢か現実か確認するなら、
夢の世界の人にそれとなく質問してみるのは
良い手なのかもしれません。
というお話でした。











