「凛と聳える  瑞牆の山」
(下の句 追加)


10/13(土) 曇り

瑞牆山へ登ってきました。




元々乗る予定だったスーパーあずさ1号が
満席で乗れなかったため、その次の便で移動。
そもそも自由席もデッキまで人が溢れてます。

でもって移動中に登山計画書を書き直しました。
(最近はスマホから計画書出せるので
こういう時便利ですね)
 
書き直した結果、
下山予定時刻がギリギリで
帰りの最終バスの時間まで
あまり余裕がありません。
それも、いつもは40分確保する昼食タイムを
20分に切り詰めて、です。
頑張らないと、後がない。

スタートは瑞牆山前から。




紅葉と呼ぶにはまだ時期が早いですが
中にはチラホラと色づいた木々も。


瑞牆山荘から富士見平小屋までは
なだらかで歩きやすいですね


ところどころ階段も作ってあって
程よく整備されている感じがしました。



でも登山道が少しわかりにくく、
登山道ではない道に入り込んでしまいました。

富士見平小屋の関係者?の方が
声をかけてくださったため
少し戻って本来の道に
戻ることができました(⌒-⌒; )
ありがとうございました!


その富士見平小屋は一部改築中。
この時間になると
すでにテント場も賑わっていました。
前の晩からの人たちだけでなく
本日新たにテントを張った人たちが
結構いそう。

途中いくつか大きなケルンを見ました

登山客が積んだのか?
それとも小屋の方々が登山道の整備をする際に
邪魔になった石を集めて積んだのか…


富士見平小屋を過ぎると
天鳥川上流を渡渉するために
山道は一旦下りになります。



この辺りも苔が綺麗ですね。

一眼レフ持って来ればよかったかな。


モフモフのスギゴケ


キイロタマゴダケモドキっぽい
だとしたら毒キノコですね〜


天鳥川上流に来ました


水が綺麗

瑞牆山荘に向かうバスの中から見えた
本谷川もそうですが
この辺りは花崗岩が多いせいか
川底の石も明るめの色で、
沢の水が明るく見えるんですね。


もちろん水の透明度も高いです。



渡渉するとまもなく
「桃太郎岩」が見えてきます。

桃が真っ二つに割れて
今にも桃太郎侍が飛び出してきそうな形!

出てきたら 
「ひと〜つ、人の世の生き血をすすり…」
とか言うんですよね!

あれ?桃太郎ってこんなお話でしたっけ?



その裏手には
鉄砲水か何かで崩落したであろう
立ち入り禁止区域がありました。


この辺りからクサリ場が出てきます。


薄暗くて手ブレしてしまっています(笑)


この辺りの岩はスラブ(凹凸が少ない)で
足がかりがあまりありません。

ということは滑りやすいんですね。

団体さんがクサリ場にさしかかると
あちこちでキャッキャ キャッキャと声が上がり
楽しそうです(もちろん本人は必死です!)

先頭の人が滑って尻餅をつくと、
次の人が「大丈夫?」
と声をかけながら滑って尻餅をつき
それをみていた三番目の人が
無言で滑って尻餅をつくという、
ご当人たちには申し訳ないけど
コントを見ているようで…。
本人たちも笑ってたからいいか(^◇^;)

そんな見事なジェットストリームアタックで
クサリ場は渋滞。

で時計を気にしながらも
待ち時間は景色を楽しむことしかできません

だんだん巨岩が増えてきたなぁ…

と思ってた矢先、霧の先から
スゲ〜ものが見えてきました。




名物の大ヤスリ岩

まるでメルキドの街の前に立ちはだかる
ゴーレムのような不気味さです。

もうここまで来れば山頂まであと少し!

迫りくる岩の集団を乗り越えて


ああまたガスってきたなぁ…


で、なんとかコースタイム通りに登頂!

う〜ん、このところ百名山は
三連続で山頂がガスってます。
眺望は…ゼロ。
先ほどの大ヤスリ岩を見下ろすこともできません!


もう一つの山頂標

でもって、帰りの最終バスまで
少しでもバッファを稼いどきたい

持ってきた調理器具で
カップ麺でも食べるつもりでしたが
それはやめて、
残しておいたおむすび1つだけ頬張って
アミノバイタルの粉末を口に流し込み
ものの5分くらいで下山開始!

足りない分は歩きながら
「スポーツようかん」を
かじることにしました。

帰りはさらに写真が少ないです。


私が登る時に、すれ違いのクサリ場で
キャッキャ キャッキャしながら下ってた団体さん
20人くらい?桃太郎岩のあたりで休憩してました。

私は下りはあまり休憩を取らないので、
ここで一気に抜き去って
(って競争してるわけではありませんが)

天鳥川から先の登り返しも
そこそこいいペースで駆け上がり

富士見平小屋まで来ました。


「山小屋初の地ビール」
の看板に後ろ髪を引かれつつ


その下のなだらかな山道では
若いお兄さん達の団体が道を譲ってくれたので
さらにスピードアップして

かな〜り余裕を持って下山完了!

バスで韮崎駅に向かう途中でとっぷりと日が暮れて
あたりは暗くなってきました。

いつもならここで

「温泉! 地酒! 温泉! 地酒!」

と頭の中が大合唱するのですが
日帰り温泉に入るにはもう遅すぎだし
地酒も…韮崎駅付近にはお店なさそうだったし

どうするかな…


というところで今回はおしまい。
後日談があるかも?