神様 神様・・・
あなたが作りかけた世界の隅で
あなたを信じる者がいましたか？
ねえ 神様・・・
あなたが産み出した人間とやらは
あなたみたいに愛を紡いで
作った首飾りでもって 首を吊るのですか？
おいしそうな物を見つけました
その店の裏で 痩せこけた猫を見つけました
そこへ店主が近寄ってきて
残り物の魚を 分け与えてました
ねえ 神様・・ 神様・・・ねえ
私はあなたの子供を見た気がします
神様・・ 神様・・・
そこから見る眺めはきっと
目から心に直接 痛みが走ると思います
でも 神様・・・
それなのにあなたは こんな人間たちを
まだ愛し続けているのですか？
・・・愛してくれるのですか？？
血を被ったナイフを見つけました
その近くで 手首を抑えた人がいました
そこへ友達が駆け寄ってきて
上着を彼に掛け 横から抱き 泣いていました・・
ねえ 神様・・ 神様・・・・ ねえ
私は突然 視界が歪んで溶けていきました
虚しいです・・ 醜く苦しいです・・
痛いです・・ 痛いです・・・ そして あなたは
・・・それ以上に 悲しいのです・・・
そう思ってしまって 私はあの公園で
救急車の音の隣に 泣き崩れていました
帰り道に 坂の上から夕陽を見てました
その奥から吹いて来た風が 涙を乾かしてくれました
・・・そこへ 次に聞こえた風が・・・
私の痛みを 揺らして 笑いかけてくれました
ねえ 神様 神様 ねえ
私はあなたの声を 聴いた気がします
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