扉の外になら、近衛兵がいるはず…！
ですが、辺りを見回しても人の姿がありません。
やっと見回りの近衛兵を見つけて駆け寄ろうとしますが、背後からオズマンサスが声をかけてきました。
ピンチのヴィオラは言い訳をしながらその場を離れようとしますが、オズマンサスは肩を抱いて休憩用の部屋に連れていってあげると言ってきます。
このままじゃ強引に連れて行かれる！と思ったヴィオラは、オズマンサスの手を振り払って駆け出しました。
しつこく追ってくるオズマンサスを引き離したヴィオラは、お稽古の成果が出てることを実感しますが…。
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翠苓を呼びつけ、激しく頬を叩く神美。
饗迂の怖がり方も尋常ではないと感じた猫猫は、驚きと緊張で顔を強張らせます。
その時、小屋に楼蘭が姿を現しました。
神美を母と呼んだ声色で、楼蘭が子翠と同一人物だと知る猫猫。
子翠の後宮での振る舞いを思い出し、見事に騙されていたことに気付きます。
そうこうしているうちに、神美は猫猫たちを鞭打ちにしろと部下に命じました。
急いで翠苓が反論しますが、再び頬を激しく叩かれてしまいました…
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松子の自宅に、実家から定期便が届きました。中には地元会津の名産品や地酒が並んでいます。同封されていた母からの手紙を読んでいると、松子は思わず声をあげました。
翌日、松子は次の週末に自宅で飲もうと白石に声をかけます。実家から送られてきた地酒が飲み比べ向きだということで白石を誘った松子。白石はいいわね、と快諾し、今泉も誘って結婚の前祝をしようと提案します。
当日、今泉と松子が待つ自宅に手土産をもって訪れた白石。さっそくおつまみを並べ、実家から届いた3種類の日本酒を飲み比べします。
それぞれの日本酒の味の違いを楽しんでいると、ふと白石が松子と今泉を見つめます…
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オズマンサス達の動きが気になるヴィオラは、警戒しながら二人の姿を探しました。
またしつこくされるかと思いきや、ヴィオラ達には見向きもしないオズマンサス達。
今日は平和かな…と思ったものの、会場がいつもと違って地味な雰囲気なことに気づきます。
いつもはお洒落な人たちが地味な格好をしたり、参加者の殆どが壁際で立っているのです！
こんなに壁の花がたくさんな夜会、初めてです！と驚くヴィオラなのでした。
しばらくして、他の男性にダンスを申し込まれたヴィオラ…
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お祭りから帰ってきた子翠と猫猫を待っていたのは、翠苓でした。
猫猫は意を決し、蘇りの薬の話を詳しく教えろと翠苓に詰め寄ります。
薬の調合に必要なものは？量は？使用後の体調は？！
目を輝かせて質問する猫猫に、ため息をつきながら答える翠苓。
まだ人体で試せる段階ではないと聞いた猫猫は、期待を込めた表情で翠苓を見つめました…
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酒と恋には酔って然るべき 最新話ネタバレ10巻61話
仕事の休憩中、松子は名取に矢吹のことを本当に覚えていないのかと尋ねます。女泣かせな名取のことだから、ちょっかいをだして怒らせたのではと疑う松子。しかし名取にはまったく心当たりが無いようなのです。
そんな名取から飲みに誘われた松子。伊達が経営する日本酒バーで今泉と飲むことになっているそうです。名取の誘いにとまどうも、矢吹の話ついでに新人時代の今泉の話が聞けたらいいなと、松子は飲みに行くことにしました。
お店につくやいなや、伊達から女性関係のトラブルを注意される名取…
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松子は伊達からプロポーズを受けたことを白石に報告します。結婚を喜ぶ白石と話していると、日本酒部メンバーの常盤が松子に声をかけてきました。どうやら先日の日本酒部会でテレビに出ていた伊達を気に入ったようで、日本酒バーの開店祝いに行こうと誘うのです。まさか元カレだとも言えない松子は悩みますが、せっかくなので行ってみることにしました。
当日、常盤、名取、今泉、松子の日本酒部４人でお店に行くと、何も知らなかった伊達は松子と今泉の顔をみて驚きます…
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今泉の自宅の玄関先で、「結婚してください！」とまるでテレビのお見合い番組のように頭を下げて右手を差し出す松子。「藤井さん…」とつぶやきながら、優しく松子の右手を握り返す今泉。期待しながら松子が顔を上げると、「嫌です」と優しく微笑む今泉の姿がありました。
「もう寝るので、また来週」と無残にも自宅から締め出された松子。「フラれたの！？」と事態がのみこめないまま週末を過ごし、月曜日を迎えます。
どんよりと意気消沈する松子に、名取が週末、同期会をしようと提案します。いいね、とうわの空で返事を返す松子。仕事中も「どうしたらいいの！？」と混乱する松子は、隣の席に座る今泉と具体的な話ができず、そのまま週末になってしまいました…
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過去に梨花妃の侍女頭・杏が、堕胎剤の作り方を知っていたことを思い出す猫猫。
後宮に長年いた深緑なら、キャラバンに堕胎剤に使う材料を仕入れるように仕向けることもできる…。
その上で羅門の注意書きを渡し、梨花妃の懐妊を快く思っていない杏に堕胎剤を作るよう仕向けたのではないか？
そう深緑に問いたい思いを、ぐっと堪える猫猫。
この診療所がなくなれば、後宮から出られなくなった女官の行き先がないと考えたからです。
深緑は帰ろうとした猫猫に、気になる本があれば持っていってと、本棚を見せました。
そこにある、精巧に描かれた虫の図説を手に取る猫猫…
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