「早いな……」

アラームを止めるレイさん。

「余裕を持ってアラーム鳴らしてるんだ。」


……余裕。

と言うことは、まだ少し時間は残ってるのか。


「……はあ。」

彼がため息をついている。

名残惜しんでくれているのか。光栄だな。

今回のサービスは2時間で予約をしていた。

初めてのわたしにとっては長くない?と思ったけど、シャワー浴びたりちょっと話したりもあってあっという間だった。


支度する時間もあるし、そろそろサービスは終わりか。

天井を見つめながらぼんやり考える。

すると、レイさんが突然


「……ゴムってある?」


ゴム?

ラブホだし、そりゃああるでしょう。

「ここにありますけど」

反射的に指を指す。


レイさんは少し考えこんで、うーんと唸っている。

え、何。何か、とんでもない事を考えてませんか?


「……うーん……墓場まで持っていくか……」

そう言うと、おもむろにゴムを手に取り封を切った。

「普段つけないからどうつけていいのか……慣れないな……」


「あの……」

え、この流れ、大丈夫?

店にバレない?バレたらどうなるの?

戸惑ってる内に、レイさんはゴムをつけ終え、中に入ってきた。


なっがい……!

待て待て、最後まで入れたら随分奥まで来ちゃうって……


「やっば……気持ちいい……」

だんだん激しくなるレイさん。

やばいやばい、指とか舌とかの比じゃないって。

刺激が違いすぎるって!!!


「レ……イさん……」

息絶え絶えに声が漏れる。

お互い息が上がり、頭が真っ白になっていく。

「乳首舐めて……」

言われた通り舐める。

身体が時折ビクッと反応して、

「気持ちよすぎ……1番かも……」

その後も体位を変えてバックになり激しさが止まらない。

長さがあるので奥の奥まで刺激が強い……苦しい程に。

「イク……!」


……果てた。

やってしまった。

超えてはいけない一線を超えてしまった。


「あの……こういうのって……」

恐る恐る確認する。

「ほんとはだめ。」

ですよね……!

「がまんできなかった」

いやまあわたしもわたしなのでおあいこだよな……


最初で最後の女風のつもりだったんだけど、

初回からこんなことになるなんて。

この人、他の客にもこんなことしてるのかな?

これで沼らせようとする作戦?!

そうはいかないからな!


……そうは……いかないからな!