大地と繋がるイメージがあると、心も安定します。

これは確かかと思いますが、実際歩行中であれば、他人も歩いていれば、車、自転車、バイクも同じ道路を通行している訳で、大地と繋がるイメージを維持するのは、結構難しい。

他者を気にしないようにすると、ぶつかったり、他者が怪訝そうな顔をしながらよけていくことになる。

おなじ道路を通行する者として他者をも意識しながら、自分の行きたい方向へ目指すことを暫くテーマとして普段の歩行に心を留めていました。

 

脚を出す、地面に着く、脚を蹴り出す。

その流れの中で重心移動はあるわけで、その度に安定感は途絶えてしまう。

いつの間にか

足底筋膜に緊張が入り、脚全体が固くなりつつあるのが感じられるようになります。

力をいれれば(固くなれば)そこに居ついてしまい、また力をかけてバランスを取ろうとします。

 

ここで気づいたことがあります。

どうやら、自分は、下肢を使って歩くことをしていたようです。

下肢を主に使って、後ろへ蹴ることで前進する。

これって、下肢の筋肉をかなり使うことになり、居つきの原因になってしまうと思うのです。

居ついてしまうと、動きが固定され、次の動作へ移るのに時間や力が必要となります。

他者がふいに方向を変えたら、それに合わせて咄嗟に動こうとすると、居ついたところからのエネルギーをつかって移動しなければなりません。

 

結局、大地と繋がるイメージから離れ、他者との関係において、無理な動きが生じます。

 

なので、足底筋膜を緩めるように意識しながら歩行しようとすると、なんか歩き方がぎごちなくなってしまい、余計に力が入る感じとなります。

 

ちと、どうしたらいいかと思っていましたが、発想を変えようと。。

 

下肢中心の動きから、

 

上肢(太もも)を動かすことを意識して、歩いてみよう!

 

すると、足裏全体を感じられ、脚全体であるく感じとなります。

安定しているが故、他者の動きにもあわせて自然に方向の調整が可能となります。

 

この歩き方、何かに似ているな?と思ったら、

居合術で使う動き。。

いかなるところからの敵の攻撃に対して瞬時に対応し、且つ刀の操作ができる。

 

最後は、仙骨を軸にして、上肢を駆動源として動き始めると、すべてがつながって、安定した歩行が実現できるようです。

 

暫く、このイメージで歩行をしてみようと思っています。

そのうち、また新たな発見ができるかとワクワクしています。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。