めまい発症からほぼ1年。


また厳しい冬がやってきた。


また発症してしまわないか。


次休んだらいよいよ病弱と思われてしまう。


などと考え始めていた。


復帰当時は自分が生活することに
手一杯だったのに


社会からの評価を気にする
モードに変わっていったんだなと思う。



もう完全に回復したんだろうか?


進路も、消極的な道よりも積極的な道を
歩みたい、歩んでみたいと考えられるようになった



夏に院内勉強会で 
自分の病者体験を発表したのと
同じ発表を、つい先日行った。

でもぜんぜん感覚が違った。



夏に発表したときは
もう少し、訴えたいことがあって、
気合いが入っていた。


今は少し冷めた感じ。


まだ夏の段階では医療者よりも
病者よりだったのかもしれない。

それがいつのまにか医療者に
ふれ戻ってきったのかも。



これを、
回復した!と喜んでいいのか。




あの、とてつもなく重大に思えた経験。
身の回りのあらゆるものに感謝できた経験。
仕事だけでなく、
家族も健康もそれ以上に大切と実感した経験。
本気で病者に寄り添いたい、と思えた経験。


決して悪いものじゃなかった。
感覚が薄れるのは、
なんというかもったいないような。


贅沢?

なんとなく一年前が
ぼやーっとしてきた
今日この頃。