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丸の内ビルの最上階にイタリア料理屋がある。
ただの『イタメシ』では無い。いわゆる三ツ星レストランという呼ばれる超高級レストラン。
とにかく行ってきた。両親結婚して25周年だそうだ。ようはその記念だ。
日本では三ツ星レストランというものはそう無いらしい。そこらへんは全く詳しく無いが、
とにかく日本では一番と謳われているレストラン。どんなものか。
私はイタメシは大好きだ。一番好きな料理は日本食ではあるが、
日本の口に合わせた、イタメシ。これもまた好きだ。
期待していた、そう、スパゲッティーにピザ。どんなもん用意してくれるんだ。
偉そうなことを言うと、私も色々な美味しい、
またはちょっとエキセントリックな変わったイタメシも食ってきたつもりだ。
だから味はそこそこわかるつもりである。
さあ、どんな料理を出してくんだ。高い金払うんだ、
わかりやすい既存のものを出してくるんじゃないよ!
ひたすら、安易。
とにかく、次元の違い。
ていうか、まず、自分のすべてを破壊された感覚。
料理が出てくるやいなや、まず否。
まず自分の質問自体を否。
すべて否。
そもそもを否。
イタリア料理とは、ピザとスパゲティーでは無いのか??
どうもそのような雰囲気では無い。まったくそのような一品が並ぶ気配が無い。
これはなんという料理に分類されるのか、
まずイタリアという言葉は出てこない。
フランスだ。
フランス料理なんていうものは最近では全く食べた覚えが無いが、
過去の記憶を掘り返してくると、
うん、これはフランス料理だというその段階での必死の答えをくりだす。
フランス料理と考えた根拠、
その1、量が少ない。
その2、スパゲティとかピザが見当たらない。
その3、すげえおしゃれ。なんか液体?がおしゃれに曲線美を描いてやがる。
うん、安易。
私は何も知らなかった。
一緒に来ていたばあちゃんが言った
『こういうのが、本当のイタリア料理。』
あー俺安易。
丸の内ビルまではうちから実は近い。
その間、三ツ星?実際場所だけでしょ?
ピザとかどうなのよ?名ばかりで大したことないんじゃねえのか、みたいな、
そういう見当違いな期待と否定的な思いを膨らませてた。
こういうのを『イタイ』という。
あー知識がとにかく足りない。
最近こう知識が足りな過ぎるという場面に多々、立ちあうが、
あー今回も立ちあった。当たり前のように根底から覆された。
これは比類無きオリジナリティでもなんでも無い、これがイタリア料理なんです。
初めて食べた、『イタメシ』なのか。。。
これはまさにイタリア料理なんだな。
どの海外から輸入された料理も日本人の口に合わせる傾向がある。
それはそうだ。ロサンゼルス行った時も日本料理屋があったが、
それぞれの料理に対し、
『あまい』、とか、『からい』、というわかりやすい回答で済む。
多分それで説明責任果たせてる。
日本の料理をレビューする際、言葉の選び方に神経を使うというか、難しいのは、
味が、凄いあいまい。あいまいとは言葉が悪い、まさに絶妙。
安易に、あまいとかからいとかいえるものでは無い。これだから難しい。
これだから美食という言葉はもっともっと日本で使われるべきだし、
言葉の美学っていうのも感じないとならん。そういう局面でな。
しかし言葉の美というものは難しい。
わかりやすい、とか、明らかでは無いというこの点で。
この点はまた後日だ。
とにかく一頻り料理が一堂ラインナップされた時、
いわゆる、今まで味わってきたイタメシというものは、イタリア料理とは違うものだというか、
これは差別化を計るべきだと感じた。
ようは、イタリア料理はまだ広い。未知の世界が広がっている。
今まで楽しんで食べてきたものはホンの一部だった。
今回イタリアの超最高級料理が食べれたことで、
もう少し味を批判できるようになったかなと。
美食家を志すものとして、良い体験になりました。
さあ!
日本における、イタリア料理業界の旗手、
ANTICA OSTERIA DEL PONTE(アンティカ・オステリア・デル・ポンテ)
を、是非。 (注;5人でヤバイ金額、ナイナイのごちバチバトルを超える勢い)
始動です。
厳密に言うと、再始動、です。
以前、他ブログでシモネタを含む(過激なシモネタも含む)
日々感じることであったり、さまざまな批判を書いていたのですが、
ようは、管理者に潰されました。ゆうに1年は続きけてきてたブログでした。
潰された時はさすがに凹みましたが、
ここは大人です。
管理者が悪いのではなく、
完全に悪いのはこちら側です。
というわけで、心機一転、
ごたごたいわずに
TOKYONOISEPROVIDERS。
再始動であります!
前ブログで反省点は色々とあります。
色々と後悔している点はございます。
それを生かし、
今後は
ゆっくり更新して行きますので、宜しかったら見てあげて下さい。。。


