少し前に知り合いの社長から「融資おりない…」というお悩みを聞きました。
理由を聞くと少し前にも借り入れたものがあり
返済がはじまって1年も経ってないからだと…
担当者曰く「こればかりはなんとも…」
どこかで聞いたような…(笑)
「融資おりなかったらどうなるの?」
「もう破産して倒産…」
そこからは少し話し込みました。
すると、
「そんなことが可能なのか?」
「いやいや、だけどしっかり考えたらその通り。」
おそらく今までの常識と経験が邪魔をしているのでしょう。
実行するかしないかは本人の判断。だって社長の仕事は決める事だから。
そして悪魔の囁きをしてみました。
今話した内容を実行するか、もしくはダメ元で金融機関の担当者にこう言ってみな。
「資金が無いので返済出来ません」
そしたらその社長は後者を選んだようです。
実際その通り担当者に言ってみたら、
なんと…というかやっぱり、
おりたんです。
それもかなり長期のもので。
(実は私の場合もそうでした。
だけど私は借りませんでした。)
まともに馬鹿正直に頼んだら断られたのに、
開き直ったら通った…。
だからね今は感謝されてますよ。
しかし近い将来ほぼ必ず同じ問題でお悩みになられるでしょう。根本的な事は何も変わっていないのだから。
次に相談される時は今より資金が減って尚且つ月の返済金額は増えてのご相談になるでしょう。(もしくはバツが悪いから話さないかも…)
本人にもその時に、
「例え今回借りてもゆくゆく同じ事になるよ。相当色んな事を変えない限り」と言ったのですが、人は楽な方を選ぶものですね。
ほとんどの人は返済をやめるという決断は出来ません。何故なら自分の引出しに無い事だからです。
決めるという事は経営判断ですね。