またまた、やってしまった。





――――…


実験が長引いて、いつもより遅めの電車で帰ってきたときのこと。



「おっしゃー、席あいてた!」


そう言って、じんじんの隣に座る、


4人組小学生のうちの1人の男の子。


(塾帰りかな…?こんな夜遅くまで偉いな~…)






「あ!! しまった!100円落ちた。」


どうやら、座席と座席の間に、100円玉を落としてしまったらしい。


こーなると、見て見ぬふりができないじんじん。


『ちょっと、どいて。』


そういって、座席を持ち上げて、100円玉を取る手伝いをしてあげた。


無事に100円玉を救出して、おとなしく座っていると、


「あの~…、さっきはありがとうございました。」


と、いって、モナ王の一切れをいただいいた。


『お、マジで!? おまえ、いいやつだな!』



こうなったら、もう、仲良くなるまで一直線。


社会の歴史の問題を早押しで出してやったら


乗るにのってきた小学生4人組。


別れ際には


「毎週木曜日はこの電車ですか-?」


とも聞かれ


(今日は実験が長引いて、たまたま、この時間の電車に…)


なんて、言えず、


『おう。毎週この電車。』と言ってしまう始末。






来週から、ポイント制で問題だしてやるか。




……―――



道を聞いただけでも、不審者として通報されるこの世の中。


おまわりさんに怒られないように気をつけよ…