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トランペット教室 鹿児島

「トランペット教室 鹿児島」の講師、大倉章のブログです。

こんばんは、トランペット講師の大倉です。


前回書きましたが、先週は水曜から山口入りして、23日に行われた母校の定期演奏会に参加してきました。



音楽室に貼ってあったポスターです。


これは、ポスターの背景の原盤。


美術部作成と聞きました。

写真では分かりにくいですが、たくさんの素材が貼り合わせてあって、立体的な作品なのです。

ロビーに飾ってありました。



今回は20回記念ということで、ゲストに指揮の中井勝先生を迎えました。。

中井先生は、下松高校赴任中に吹奏楽部を全国大会出場校として育て上げた、同部にとってかけがえのない先生です。

私も高2までお世話になりました。

先生なくして今の自分はないと言えるくらい影響を受けた先生です。

そして、今回はOBも現役生と一緒に演奏するステージも用意されました。


合同演奏の曲目は、クラシックステージでベルリオーズ作曲幻想交響曲より第4・5楽章、ポップスステージでエルクンバンチェロ、アンコールにフライ・ハイの三曲です。


はじめに話があったときは、こんな大曲できるのか?!と思いましたが、細かいとこは目をつぶって、先生の凄まじい音楽のエネルギー、現役生の若い力、OBの昔鍛え上げられた底力ですごいエネルギーの演奏になったと思います。

知り合いの聴きに来てくれていた人から、「ハンパない演奏」とメッセージが来ました(笑)



中井先生の音楽のエネルギーはハンパないものでした。

もう70歳は超えていると記憶していますが、そのエネルギーはどこから溢れてくるのでしょうか!?

昨年末から合同練習会は何回か行われていますが、私が今回はじめて合奏に参加したのは21日です。

はじめに先生が指揮台に上がったとき、「見ていれば(入りは)合いますから」とにこやかに話されました。

幻想を振り始めて1小節で止めガツンと一言「合わせぇ!!」。

そしてそこから圧倒される指導。

本当に引っ張り出されていく。


練習後にプロの演奏家として活躍している子や、学校でバンド指導をしている子たちと話していました。

私達が高校生のとき、確か先生は40代半ばから後半だったと記憶しています。

まさに今の私達に近い年齢。

「今の自分たちに下松高校を全国大会に連れて行くだけの指導ができる?」

「ここに自分たちの原点があるし、自分たちが緩くなっていることを思い知らされ、身が引き締まる。」

本当にそのとおりです。



今回の合奏でトランペットセクションは幻想の四楽章で一人ずつ吹かされました。

OBはみんな「マヂか?!」と戦々恐々。

私もそこまでやらされるとは思っていませんでした。

しかし、本番直前に「お願いします」と先生に挨拶に行ったところ、

「大倉、この前一人ずつ吹かせたじゃろうが。あれ、お前なかなか良かったぞ。うもう(上手く)なっちょる。音も太く安定しちょる。ようやっとるの。」

と、褒めていただきました。

先生はもともと専門はトランペットですし、なかなか褒めません。

本当に嬉しい言葉でした。

これからも頑張ります。



公立の学校はどうしても先生の転勤からは逃げることができません。

そして、演奏者である学生は毎年少しずつメンバーが変わっていきます。

下松高校も例に漏れず、中井先生が代わられてからは少しずつ衰え、一時は廃部の危機も迎えたと聞いています。

本来なら30回を超えるはずの定期演奏会が今回20回というのが、まさにそれを表しています。

しかし、何年か前から少しずつ盛り返し、今回の定期演奏会を迎えることができました。


演奏に参加したOBは約40名ですが、当日は多くのOBが駆けつけ、受付やステージ係として生徒をサポートしていました。

私が現役生のときは、こうしてOBが集まり、現役生をもり立てて演奏会をするのは当たり前のことでした。

毎年定期演奏会前になると、学校のレッスン室の一つがOBの詰め所となり、演奏会のあらゆることがそこで企画されました。

ステージの進行や照明、演出、舞台転換や受付など、裏方の全てをOBが受け持ち、現役生は演奏だけに専念できるようになっていました。

それが、やはり先生が変わられるとなかなかOBも顔を出しにくくなり、そういう体制はなくなってしまいました。

今思えば、とてもありがたいことだったと思います。

今回は中井先生がゲストということもあり、1983年度の卒業生から昨年の卒業生まで、本当に幅広い年代が集まりました。

私達の代も、20年ぶりという友人もたくさん。

そして、当時は怖くて話すことができなかった先輩、すごく上で繋がりがなく話す機会がなかった先輩たちとたくさん話ができました。

多くの先輩たちの試行錯誤が道となり、自分は全国大会まで行くことができたんだと感謝の気持ちでした。

今回のことをきっかけに、自分もまた母校を盛り上げることができればうれしいです。


そして、打ち上げでは更に驚かされました。

100人近い参加がありました。

当日はお子さんがいれば、卒園式だったり終業式だったりしたそうです。

それでも、子供の用事が済んだあとに新幹線などで遠くから打ち上げだけでも駆けつける人が何人かいました。

先生の凄さを感じました。


先生は、もう10年後は自分はいないかもしれないから今回が最後だと言いますが、なにか機会を作って、また先生と音楽をしたいです。

すごく密度のある時間で、もう思いが溢れて文章にできません。


高校時代に受けた中井先生の指導、仲間と試行錯誤した時間、今思えば甘いことも多いけど、かけがえのない大切な時間です。

またいつかみんなと集まれる日が来ることを。


トランペット講師 大倉





今回参加した、私が3年の時のメンバーの一部。

左から二番目の子は私の2つ下、一番右の子は1つしたです。



2部のポップスステージの間に急いで撮影。

演奏に参加したメンバーの半分くらいかな?




演奏会終了後に中井先生と。

私が3年の時の1年、2年で今回参加したメンバーです。