ホリデーが終了し、すっかりいつもの日常に元っております♡

先日、何となく元気の無い状態で帰宅した長女

何かあったの?っと聞いても、特に無いよ。っと…

そのまま少し昼寝して、宿題したり、次女と遊んでいたりと普通だったのですが…

夕食時

珍しく主人も早く帰宅して、家族で食卓を囲んでいたら…

今日ね、物凄く悲しい事があったの、凄くショックだった。
っと口を開きました。

今日ね、先生が色々な分け方でみんなを分けたの。女の子はこっち、男の子はこっちとか。
犬を飼ってる人、飼ってない人って別れた時に、先生が犬を飼ってる人にだけキャンディーをあげたの。
こんな風に、昔のアメリカでは、黒い人にはあげないよって時があったんだって。
黒い人はバスは後ろの方の席にしか座れなかったんだって。黒い人はダメって言われてたんだって。本当びっくりした。

っと…

長女は今、ソーシャルの授業でジャッキー・ロビンソン氏について学んでいるので、その一貫としてそういう流れがあったようです。

最初、キャンディーを貰えなくて悲しかったのかと思ってしまいましたが、説明の後に、キャンディーはみんなが貰えた事、白人が黒人に対してどうしてそんな事をしなきゃいけなかったのか分からない事、その話を聞いて涙が出そうになった事を説明してくれました。

最近、現地校の授業を説明する時は日本語が追いつか無い事が多く、説明するのが面倒だからいいやとなっていた中、この事はママ達に伝えたかったとの。

先生が、今でもそういう事がある場所があるかもしれないって言ってた。そんなの酷いよねっと。

この話を聞き、ちょうど一年前の記事を思い出しました。

一見すると、全てにおいて自由で理想郷のように見えるこの国ですが…
たった50年前程前までは差別が当たり前だった国なのですよね…。長女が学んでくるアメリカの歴史の年号が新しくて、その時代以前の歴史は??っと考えてしまいます…

こちらに来て私自身もアジア人だから?っと思ってしまう対応を受けた事がありました。今、この時代においても白人主義の方はいるのだと思います。

日本で暮らしていると、その事に気づくのは時間がかかりますよね…

とは言え、現在の日本であっても、同じアジアの韓国や中国に対して、差別的な考えを持っている方もいるのではないでしょうか?

人それぞれに歴史があり、感情があり、事情があると思うと、何が本当で、何が大切なのかを伝える事の難しさを感じています。

今回の話の中で、差別という行為が長女の考えの中で必要の無い物、認知を越えている行為という事が分かっただけでも、母としては嬉しい事でした。