②の続きです。

 

 

ポメチワの赤ちゃんが我が家にやってきました。

名前は『もずく』

男の子です。

『ひじき』案も出たので悩みましたが

ひじきはママだから…という家族の意見で『もずく』に相成りました。

 

確かにひじきはママだけど…

なんか違う…

いや違わないんだけど…

うん…

 

 

そして

もずくと初めて会った時

『この子の絵を描きたい』と素直に思えたのです。

 

しらすともずくの絵が描きたい

 

こういう絵はどうかな

色はこうかな

新しいスタンプも作りたいな

色んな動物の絵も描いてみようかな…

 

 

塞がれていた壁が破れたように

ダムが決壊したように

アイデアが次から次へとあふれ出て大変

 

リアル『今すぐ紙とペンを頂戴!』の状態になったのでした。

 

それからすぐ滞っていたLINEスタンプ作りが嘘のように捗り始め

一気に作り上げ現在販売しております。

 

 

そして落ち着いた頃

自分の当時の状態が

俗にいう燃え尽き症候群(バーンアウト)だった可能性が高いとわかりました。

 

原因はおそらく

いい仕事をした~!!という達成感の後の寂しさ

それと同時期に経験した報われない悔しい出来事

 

それらが絶妙に合わさって発症したのだと考えられます。

 

患者さんのアセスメントなら出来るのに

自分の身体の分析が出来ないとは…

 

…ううむ

…修行が足りませぬ。

 

確かに自分なんだかうつっぽい症状だなーとは思いましたが

まさか自分がね、そんな繊細じゃないし!図太いし!ないない!と思っていたので

見て見ぬふりをしていました。

 

回復するにはきちんと向き合う事も必要なんですね。

 

 

今回は家族が静観して待っていてくれた事と

新しい家族のもずくがきっかけとなり

再びペンを握る事が出来ましたが

またいつ同じ症状に襲われるかわかりません。

 

 

それだけ打ち込める仕事を見つけ生業にできたと喜ぶべきなのでしょうが

正直怖い所ではあります。

贅沢なのでしょうかね。

 

 

ただわかったことは

 

どんなに強いよ・図太いよと思っている人でも誰でも発症する可能性がある事。

 

人の心は考える以上にデリケートな事。

 

対応を間違えると大変なことになってしまう事です。

 

 

表立って見えないからこそ

心の問題には真剣に慎重に向き合う必要があるんですね。

 

 

精神看護学も看護学生時代に習ったことですが

患者さんの立場で経験してみると

言葉の意味がよくわかる。

 

現在はイラストレーターですが

 

看護師国家資格を有するものの責任として

もう一度勉強を見直そうと思えた一件でした。

 

治療には休息や栄養が必要とは言うけれど

実際にはそんな都合よく食べられないし休めないです。

 

私は在宅フリーという事もあり

3か月ほどかけゆっくり回復出来ましたが

カウンセリングや休息の時間が取れない人も多くいるはずです。

 

だって働かないとお金が稼げないし職場に迷惑がかかる

でも身体も気持ちも思うように動かない

無理に動かすと壊れてしまう

でも休めない…。

 

真面目で一生懸命な人に多いというこの症状だからこそ

休みたいと言えず

わかってもらえず

怠けていると誤解される事もあるのではないかと感じました。

 

受け入れられないのは、つらい。

誤解されるのも、つらい。

 

もう一度言いますが

誰でも発症する可能性はあるのです。

発症したから弱い・発症しないから強いではなく

明日は我が身なのです。

 

いつかバーンアウトをはじめ

心の病への理解がもっとずっと進み

回復の道筋をみんなで見守っていける

働きやすい・治療しやすい社会になりますように。

苦しんでいる人が話を聞いてもらえますように。

 

今悩んでいる方も快方に向かいますように。

 

 

長々と取り留めのないことを書き綴りました。

私は受診せず回復しましたが

たまたまです。

苦しんでいる方がいましたら

専門家のカウンセリング治療を受ける事をお勧めさせていただきます。

また周りの方々の理解もお願いしたいと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

イラストレーターひじきみかん

今後もたくさんイラストを描いていきます!

よろしくお願い致します。