過去を思い出してしまうかもしれません。
それでも大丈夫な方だけ、読んでください。
日曜日。
洗濯物を干していると、
スマホで話しながら歩いている男性がいた。
手にはファイルを抱えている。
営業だろうか、と思った。
その直後、
白いスクーターが横切った。
乗っていたのは警察官だった。
普段なら、気にも留めない光景だと思う。
でも、そのスクーターは、
隣の家の前で止まった。
さっきの男性と、そこで何か話している。
その瞬間、
心がざわついた。
嫌な感じがした。
隣の家には、
一人暮らしの老人がいる。
頭の中に、よくない想像が浮かぶ。
怖くなって、
そっと様子を覗いた。
足跡を採取していた。
網戸が外れている。
でも、住人の老人は無事で、
警察官と話をしていた。
少し、息をついた。
おそらく、空き巣だろう。
老人にとっては、決して良い出来事ではない。
それでも俺は、
「良かった」と思ってしまった。
その後、
家族らしき人たちが駆けつけていた。