なんだもう朝か頭がズキズキして気分最悪だな
酒飲んだあとの次の日は何年たっても慣れないもんだ
スマホの画面を見たらもう13:39まじかよ...
ここでメールを来てるのに気づいた凛からだ
徹と別れた。昨日の夜女の人と歩いて路上でキスしてたの見たんだって。嘘じゃないかと思って徹に連絡してみたらしたよってはっきり言われちゃった笑
やっぱり私はこの程度の女だったんだって思った
もう何もかもどうでもよくなっちゃってきた!笑
ごめんね朝から。ばいばい
.....は?なに待てよどういうこと?あいつ1つのメールに何もかもまとめ過ぎだろ
んーとんーとこういう時はどーすればいいんだ。とりあえずあれか励ましの言葉か
ま、まず俺が落ち着かなければ
すーーーはーー....とりあえず返信するか
マジで言ってる?昨日の感じだと俺と別れてからすぐ帰ってたけどそんなことがあったのか。ぶっちゃけ今だから言うけど結構女遊び酷かったからな...俺もそういうことちょっとでも付き合ってる時に言えばよかったなって思ってる。ごめんな?今からちょっと会いに行ってやろーか?元気ねー時は美味いもん食うべし!
...送信っと
やっぱ改めて思うけど俺も凛に言えばよかったのかな
でも言ったでめんどくせーことなるし
ま、しょうがねーか
こんな時に楽観的過ぎる俺に若干だけど呆れてしまった
あ、凛から返信が来た
知ってたなら教えて欲しかったな。 大丈夫、元気だよ、心配しないで
この文を見た俺はとてつもなく今までにない感覚に陥った
なんだよこの返信。ずっと仲良くやってきたのにこの見放されたっていうか相手にされてない感
やっぱりちゃんと言っておけばよかったのかな...
まぁでもしょうがねーか今誰にも会いたくねー気分なのか
それもそれであいつらしいなと思い再び布団の中に潜り込んだ
まだ頭がズキズキするしもう一眠りしようせっかくの休みでもったいないが今の俺にはとにかく寝たいの一方通行
起きたら徹に連絡しとくか
そう思い目を閉じると一瞬で寝た
..と!..はや..!隼人!
なんだ夢の中までもお袋アラームが聞こえるようになったのか。末期だな俺も
ん?いや起こしに来たのかもう朝かよー...
「隼人!起きなさい!」
「お袋うるせぇよ朝からまだ時間あんだろ」
「なに寝ぼけてんのよ!凛ちゃんが交通事故に遭って亡くなったって...」
...は?何言ってんのこいつも。本当今日は寝起きからドッキリ級のことが.....は!?
「は!?嘘だろ!?なんで?意味わかんねーよ!嘘だろ?なぁ冗談だっていえよ!お袋!」
だがお袋は下を向いてそのまま膝から崩れ落ちてしまった
何が何だかよくわからないままとにかく病院へ急いだ
そんなわけが無い...どうせ行けば大したことないよって笑ってる...大丈夫大丈夫...
もちろんそんな思い込みもすべて粉々になった
部屋の真ん中にポツンとベットみたいなのがあってその周りを凛の母さん、父さん、兄さんが囲んでいる
その瞬間頭が真っ白になった
「あれ凛お前なにそこで寝てんの?数時間前までメールしてたよな?目開けろよ?な?凛!!」
気が付けば大粒の涙が床にぽとぽとと落ちていた
もう何が何だかよくわからないい1日だとこの時不謹慎だが思ってしまった
遅れて徹も来て徹も数分前の俺と全く同じ行動をとっていた
頭がよく回らない中家に着いた
なんだろう徹が来てからの記憶がもう曖昧でどうやって家に来たのもあんまり覚えていない
ただ言えるのは幼なじみでずーっと仲のよかった凛はもうこの世にいない。
それだけは変えられない事実
夢なら醒めて欲しい
今は誰にも会いたくない
何をすればいいのかもよくわからない
こうしてる間に俺は眠ってしまった
ピリリリン
メールが来た音だ
誰からだ。徹からだ
恐らく耐えられなって連絡してきたんだな
おーい隼人!今週の金曜日飲みに行こうぜ!
続く