「#共通テスト痴漢撲滅運動」騒動に見られる、「女性の安全と権利」について Q子
4.JOKER QUESTION
トランスジェンダーにまつわる問題に関わる中で、ずっと疑問に思っていたことがある。
「現在の仕組みがどうなっているか」
なぜか、誰もこれを提示しなかったのだ。
個々のトラブルのエピソードも、あるべき未来、到達してはならない未来も、全てその次にくる話の筈だ。病気の治療に際し、人体の仕組みを理解している医者は、まず患者の現状がどうなっているか把握するところから始める。それなのに、社会科学において医療関係者に該当する学者や法律家たちは、まず模範回答を用意し、いかにそこに日本国民を誘導するかに腐心するばかりであった。まるで骨折を訴える患者に骨格標本を見せれば、折れた骨がその位置に戻り再生され治療が完了すると言わんばかりであった。レントゲンを取ったら骨折じゃないと判明するかもしれない。
私はとりあえず「数が少なくていつも長時間待たされるから」女性トイレを利用するトランス女性と女性の衝突を緩和できないかと、ジェンダーフリーが多い多目的トイレの数がどうなっているのか調査するところから始めた。この調査は「多目的トイレの試用報告」として2019年8月1日に公開日し、1,976回の閲覧数を記録する。当時のQ子アカウントのフォロワーはせいぜい100人前後。報告書はおよそ10ページにわたるので、全員が最後まで読んだとして200人ほどが閲覧しただろうか。Q子のフォロワーを超える人数が確認されることから関心の高さが伺われる。ブログはその後、何度か閲覧の山を作った。その後も、把握しておかなければならないのに誰も手を付けないことを見つけるたび、仕方なくアンケートを取ったり調査したりして日本国の現状を把握していった。そんな中、公共交通機関の公衆トイレの男女比を調べるももりん(@zqioTceBsozUjeT)を知り、同志を見つけたようで心強く嬉しかった。
そして2022年11月からは、EUの一員でありながら2020年5月に性別変更法を廃止したハンガリーの社会体制について学ぶべきだと新しくアカウントを作った。初めはハンガリー大使に情報を提供してもらおうとメールを出してみたが、冗談と思われたか紹介者が必要なのか私の文章が読むに堪えなかったのか、返信は無かった。しかし、私たちが使用しているツイッターは世界とつながっており、翻訳機能を備えている。大使がダメなら971万人もいる一般ハンガリー国民に直接聞いてみればいい。
他方、この問題になぜか韓国を絡めたがる、フェミニストの視点に立つ女性たちが気掛かりだった。世界的にマイナーである韓国の話題をなぜ持ち込むのか。問うと「文化が似ているから」などと回答が返ってきたが、例に挙げられるのはもっぱら併合時代に輸出された日本文化の残滓を今になって「似ている」というものだった。モスバーガーに対して、ハンバーガー文化の象徴であるアメリカから輸入したマクドナルドを持ち出して「似ている」というようなものだ。固有の文化は似ていないというと、お怒りを買うのが常であった。今回の「#共通テスト痴漢撲滅運動」でも、客観的な必要性や重要度が認められない韓国の書籍を提示されたので疑問を呈したら「差別表現を目にしました」と決めつけられ、「私は様々な地域の市井の女性たちが始めたフェミニズム運動、ならびにフェミニストたちを侮辱する方とは対話いたしません。」と、一方的に断罪された。私はここで、ありもしない「韓国のフェミニズムの影響」を捏造して日本人を洗脳し、日本の歴史を改竄しようとする「緑の目」一味を告発しておく。また、私の名誉を棄損した件につき、「緑の目」に謝罪を要求する。
もちろん個人が「韓国が好きだ」というのは自由である。韓国の話題を語ってはいけないなどと言ってもいないし、思ってもいない。ただ、現実を無視していつでもどこでもどんな時でも「韓国!韓国!韓国!」と話題をねじ込まれるのは異常である。まして韓国の男性には徴兵制があり、これを無視して女性の権利が主張されることへの反発は当然と言える。その韓国で発達したフェミニズムを、徴兵制がない日本人女性が用いることができるとなぜ思えるのか。韓国社会における韓国人女性と同じ条件のわけがないではないか。
私たちは義務教育の算数で「単位を揃えましょう」、理科で「実験の条件は等しくしましょう」と習う。歴史では人類社会の変遷を、発明発見や移動手段の拡張により人類がどのように変遷していったかを学ぶ。不適切な脈絡に置かれる韓国の話題は日本人にとって迷惑であり、韓国が抱える問題と向き合い闘う韓国人への嘲罵でもある。
もう一つ誤解を解いておこう。「緑の目」は私にフェミニストを侮辱したと言うが、とんでもない。私は日本のフェミニストたちを心の底からバカにしている。
2019年から2020年にかけてトランスジェンダーにまつわる問題に関わる者たちの中で、香港で起きた、中国政府による香港人への非人道的行為を覚えている者がいるだろうか。若者たちのアイコンのひとりであった美貌の活動家 周 庭(アグネス・チョウ)の姿くらいは記憶しているだろうか。中国政府に批判的な立場に立つ新聞アップルデイリーの創業者である黎 智英(ジミー・ライ)が逮捕され、自由を訴える多数の若者が暴力を振るわれ、投獄され、多くの不審死が報告された。10代女性が複数の警官に輪姦され妊娠したり殺されたりしたとの話も遺体とされる写真も出回った。
ネットのクローズドコミュニティーのみならず地上波でも大きく騒がれていたこの事件が、なぜか不思議なほどフェミニストのネットワークには乗らなかった。情報を選別し、このラインでは取り扱わないという判断をしているのかと私は疑ったが、どうもそうではないようだった。”念のため”2度ほどこの情報を彼女たちの目に留まりそうなところに落としてみたが、見事に無視された。
あるいは、2014年から「ウイグル”自治区”」で行われている中国政府によるウイグル人虐殺はご存じだろうか?ウイグル人女性が強制的に避妊具を装着され、妊娠したら堕胎される。無理やり連れていかれる収容所では、現在も、合法的に強姦が行われ殺されている。
「知らなかった」なら、読みなさい。
このような女性存在の根源に対する侮辱を脇に置いて韓国アゲに余念のない日本のフェミニストたちは日本の恥さらしだと、私は心の底から見下している。全ての女性のためとたいそうなお題目を掲げながら、その実は自分たちが選別したオトモダチの利権のために他者を見殺しにし、使役して良しとするその傲慢さ下品さを唾棄している。図々しいんだよ。
数を頼みに事実を捻じ曲げ、他者の名誉を棄損し、功績を略奪する驕傲な圧力団体「名も無き女」。この問題の解決に向けて、陰で協力してくれる市井の女性たちの功績を消しアイデアや成果を奪い続けているのは男性ではなく、胸に弱者バッジを貼った被害者意識でいっぱいのあなた方のような者たちだ。
「市井の数多の女性がすることを舐めるな」。
確かにあなた方のバカさ加減を放置したらとんでもないことになる。顔を立てられていることが理解できない者の顔を立てると際限なく増長するものだ。だから、あきらめてここでキッチリ引導を渡すことにした。「名も無い女」だから舐められるのだと言いたい方にはシーランド公国の伯爵および伯爵夫人の称号を紹介しておこう。いまなら約3万円で誰でも購入できる、ホンモノの爵位である。これであなたはお貴族様。もう、身分のせいで誰かにバカにされることはない。安心したまえ。「緑の目」と違ってアフィリエイトは貼ってないから。
ここで一般人の思考回路と、頭の中に理想の自画像を設定しそれに合わせて現実を変形させる者たちの典型的な思考回路を紹介しよう。
【一般人の思考回路】
① トラブルが起きる。
↓
② 改善・解決に向けて努める。
↓
(うまくいかない)
↓
③ 努力先を再検討する。
・自分側の問題ではないあるいは解決済みだと思われる場合は、どこに問題があるのか情報を集め分析・理解しようとする。
↓
④ 意識的に、関係者に必要な説明を試みる。
・妥協案を提示したり仲裁を頼むなど、状況改善・解決に向けて努力する。
↓
(うまくいかない)
↓
⑤ 堪忍袋の緒が切れる。
・相手への攻撃性を自覚し、距離を置くよう努める。
・暴言を吐く。
・上記2件の選択肢に留まるのが難しい場合→暴行(もしくは健康を損なうあるいは自殺)→殺人(もしくは病死あるいは自殺)ルートに移行する。
頭の中に自画像が設定されている者の意識が始まるのは、たいていの場合、相手のアクション⑤ からである。①~④ の過程を無視され、いらだちを募らせた相手が冷たい仕打ちをしたり暴言を吐いたりした途端、① の問題を「被害者」のスタンスで再構築するところから彼女たちの記憶は始まる。ある日突然相手が暴言を吐き暴行を振るったかのごとく語り始める彼女たちの話を聞いて落ち着いて整理すると、「『彼女たちが設定した問題』と『回答に至る道筋』を相手が踏襲していないから怒る権利がある」と主張しているのが見えてくる。彼女たちにとって他者はあたかも主人公である彼女たちを支える脇役設定の操り人形である。
改めて問おう。
「しろやまの功績」とは何だったのか。
先人の前例が複数ある受験生を対象とした電車内での注意喚起宣言がそんなに御大層な功績なのか。
アルテイシア等が行ったような鉄道会社や行政への訴えは既に行っていたのか。
「市井の運動の経緯」を第三者が理解しうる状態にまとめた資料を作成し、アルテイシア側に提供したのか。
「無名の大勢の尽力をもっと汲んで欲しい」とは、どのような対応のことなのか。このネット社会で、アルテイシア等やマスメディアを通さなければできないことなのか。
そして入学式入社式があるこれからの季節の方がずっと痴漢被害が多いという、痴漢抑止センターの松永弥生の報告を添えておこう。
ヒトは自らの思想を体現すべきだ。
しろやまにはこれからも是非、痴漢被害に苦しむ女性たちのために働いてほしい。市井の女性の功績が消されることを憤る「緑の目」の主張に賛同した者たちは、トランスジェンダーの法的問題を語るにあたり欠かせない事実確認をした名も無き市井の女性である私をリスペクトを込めて「Q子様」と呼び、必ずクレジットを載せなさい。
ツイッターを使い始めるにあたり専門家や当事者と接点が持ちうる質問垢として開設した”questions”はスクリーンネームとしてはありふれていて、そのままIDを取ることができなかった。様々試す中、原意を壊さぬようたどり着いた @joker_question は、トランス女性の黒井みふ子には中二病と揶揄されたが、対象を理解するにあたり道化の意と、必要条件において抜け落ちていたピースが当てはまると場合によっては回答が180度どころか360度変わって別次元に突入することもありうるという自戒を込めたものだった。「JOKER」は、トランプにおいて変化自在の最強カードとされながら、ババ抜きの時に最後まで持っていたら負けである。トランスジェンダーに関するこの角度からのアプローチはこのあたりで投了するのが正解なのだろう。
地球の僻地の小さい島国のそのまた片隅に生息する学歴も肩書も社会的地位も持たぬ単なる一般人女性の私だが、志だけはでっかく、混乱を極める人類社会を統べる次世代の”法”の存在を呼び掛けていくことにする。未来がどうなるかはわからないが、サイコロを振らないことにはコマは先に進まない。
なお、私は感情も自尊心もある人間であり、ここまでの一連の動きには非常に腹立たしいものを感じていた。説明までは情報を持っている側の義理だと考えていたが、情報を集め整理して必要な資料を添え時間をかけて相手が分かるようにかみ砕いて丁寧に説明しても、価値が分からず感謝もない者にいつまでも御奉仕し続ける寛大な心は持ち合わせていないのであった。
そんなわけで、ここではこれ以上の展開は行わない。
まあ、誇大妄想と捉えるのが普通の感覚ではあるな。
それではみなさん、さようなら。
【追伸】「緑の目」とその協力者たちへの最後の提言
wordpressの設定がデフォルト値のまま運用していると、wordpressを利用していることが第三者に簡単に知れてしまい、管理コンソールにアクセスされてしまう恐れがあります。
管理コンソールにアクセスできた段階でブルートフォース攻撃によりハッキングが完了したと同様であり、ウェブサイトの乗っ取りやコンテンツの書き換えが懸念されます。
ご利用のサービスを再度ご確認されることをお勧めします。
意味がご理解いただけると幸いです。
♦訂正・修正・その他
(20230318)
・表示エラーで、指定していない部分のマーキングが確認されたため、消去する