今日、外出の途中、公園に猫がいた。
いつものごとく、近づいた、
うずくまっているように見えた。
猫が逃げないように、話しかけながら、腰をかがめて、少しずつ近づいた。
逃げない、動かない・・・、
猫君に見えるように手を伸ばして、頭をなぜなぜした。
弱っているように見えたので、
「どうしたの?」 と言いながら、体を探るように見てみると、寄りかかっていた大きな石に隠れた右腹側壁に、皮膚がはがれている怪我を発見。
かなり痛痛しい
どうしよう・・・、
どうしたらいいの?
途方にくれるとは、このこと。
家の近くならまだしも、車と電車で片道1時間のところ、え~、とりあえず夫に電話し、
そして、出先の近くの動物病院を探してもらい、電話した。
一件目の動物病院、診療時間外だったけれど、「いま連れて行ってもいいですか?」と問うと、電話に出た、ドクターらしき人物は
「ダメです!」、ととっても冷たい返事。
はぁ~、とため息ついてたら、「ガチャッ!」と切られた。
涙が溢れてきてしまった。
悲しかった。
もう一件、かけた所は、猫の容態を尋ねてくれたけれど、大丈夫と思ったようで、「5時からきてください」と。
その時、まだ3時。
後で時計を見ると、一時間ほどその場にいたことになる。
結局・・・、
私が思ったほど、弱りきっているって程でもなく、寒いしうずくまって寝ていただけのようだ、と思い、やっと用事をしに、その場を離れることが出来た。
帰り道に見てみると、同じ場所でうずくまっていた。
やせているし、傷は何ヶ所かあって、やっぱり痛々しい。
明日、もう一度そこに行こうか、電車で家まで連れてきて、病院に行き、家(ペットはだめ)で飼おうか・・・、
なんて、色々考えてしまう。
目にした子を放っておくのは、不憫だ。
世の中には、目にしたら放って置けないことは山ほどあるのは分かっているつもり。
でも、視覚に訴えられると、かなりきつい。
猫叔母さんはいる、って途中で話しかけてきたおじさんはいっていたけれど・・・。
他の猫が邪魔して、ご飯にありつけないのかぁ?
猫君も可哀想だけれど、私自身が猫ちゃんをなでなでしたい、と思う欲求もかなりあるのだと思う。
帰り道で出会ったときは、なでてやると甘える仕草をみせた。
飼い猫だったのかな?
公園管理事務所が立てた看板には、
「猫に餌をやらないでください」とある。
それって、違うでしょ。
「猫はものですか? 猫を捨てることは罪です。私を捨てないで下さい」
って、表記するのが本当だと思います、はい。