本は、著者と読者の共同作品 -4ページ目

今日は

社会人になって、お盆休がないのは、初めてかもしれない。

会社が一週間とかお盆で休みなのは、どうも苦手だったが。

8月15日は、入信記念日。

パーマネント野ばら

何か月振りかで映画鑑賞。


作品は、2010年吉田大八監督作品「パーマネント野ばら」。












何の予備知識もなく、映画が始まってから映画の流れに身をまかせていたが、


高知県のある港町が映画の舞台になっていて、街や人びとのやりとり、自然の風景、森や草木のさざめき、


そして自然に話されている方言が観ていてここちよい。












コメディーシーンも、人物の心を映しだすシーンも、シャープで自然の情景ときれいに融合していて、


この映画の演出・編集がとても好きだ。














映画が進行していくにつれて自然のうちに、「面白うて、やがてかなしき」というこの映画の


全体像が、しみてくる。
























そして、映画全体を組み立てている「脚本」の仕事は、改めてすごいと思った。








この映画の脚本は奥寺佐渡子さんと鑑賞後知った。


僕の好きな「時をかける少女」「サマーウォーズ」の脚本を書いた人だった。










今公開され好評な「八日目の蝉」もこの方の脚本だ。








小説は未読だがとても観てみたい映画のひとつだ。



















脱皮

「すべての人の畢生の事業は、時々刻々、よりよき人になることである」トルストイ

よりよき人になっていくには、強い生命力が必要だ。





引越しの時に、荷物を整理していたら、昔の日記が出てきた。

1992年の1月の日記の文章を読んで、釘付けになった。

「己を知ることと、分を知ることは、似ているようで決定的に違う。」

「自己変革の修羅場をくぐる。
これが自分だと自らを一定のおりに閉じ込めてしまうことが、自分流の生き方ではない。」

「もし自分のやりたいことが、自分のやれる範囲を越えていても、あきらめてはならない。」

1月8日





「あなたは生涯忘れえぬ思い出をいくつ持っているか。
それがあなたの足跡であり、あなたの人生である。
後悔しない人生のために 今から努力しよう。」
1月9日





こんな、力がこもった文を僕が書けるはずはなく、何かの引用だったと思う。


このころは前の会社入社4年目で、必死さをずっと持続できていたからか、自分でも「脱皮」というと大袈裟だが、日々変わっていってたと思う。
でも、特に90年代後半以降、「脱皮」の手ごたえや実感は、そのころより少なかった。惰性でやってきた訳ではなく、仕事では真面目さと必死は貫いてきたが。



今、僕の会社は厳しい状況で毎日必死だ。

大変な時は大きく変わる時。



脱皮すること、人間革命することは、口で言ったり頭で考えているようには、何かをしない限り、できるものではない。




今日も、明日も、自分の中の、自分を成長させない「一凶」の生命と戦っていこう。