お元気ですか？
とりあえず、俺は元気でやってます。
この間は、探し物が見つかって、何よりでした。
知らせてくれて、ありがとう。
あなたと道を別ってから、
早くも１ヶ月が経ちました。
本当に早く過ぎて行きました。
こんなにも時間というのは、
無情に流れていくのですね。
あなたは、この１ヶ月の間に、
何かやりたいことは見つけられたでしょうか？
俺の気持ちもだいぶ落ち着いて、
忙しさの中でも、
自分のやるべきことが
少しずつ見え始め、
余裕を持つことが
出来るようになってきました。
それでも、
ふとした瞬間にあなたを思い出し、
今でも会いたくなったり、
寂しくなったりする自分がいます。
そんな自分に、苛立ちを覚えます。
でも、
あなたといられた時間は、
今思い返してみても、
とても幸せな時間でした。
春の風に舞う桜の花びらも、
夏の陽射しを反射する青い海も、
秋の色を映し出すあの紅葉も、
冬の凍てつく空から降る白い雪も、
どれもあなたには敵いませんでした。
俺は、あなたばかり見ていました。
過ぎ去った時間は永遠に返ってこないけれど、
でも、胸の奥に記憶という形で刻み込むことが出来ます。
俺には、あなたとの素敵な「思い出」という名の記憶が
胸の奥に深々と刻み込まれています。
たくさんの素敵な思い出を、
恋する楽しさを、
愛する喜びを、
想うことの切なさを、
別れの哀しさを、
俺に与えてくれて、本当にありがとう。
俺は、幸せでした。
そして、心からあなたを愛していました。
将来、この時のことが、
お互い、笑いながら
話せる日が来ることを、
切に、願ってます。
また会う日まで。
さようなら。