2023年春

 

やせ細っていく親父の手を握った。

 

薬の影響もあるかもしれないが

確実に小さくなっている手。

 

もう、俺の顔を認識しているかどうかもわからない。

 

 

 

親父の手はいつも大きいものと思っていたけど

時間は流れていく。

 

 

最後に人生の尊さを教えてもらった。

 

 

それではバイバイ