ライブビューイングは初めてだったのですが、とてもいいですね。単なる中継ではなくカメラが何台も使われていて、カメラ割も十分計算されていて、編集されたライブDVDみたいな感じでした。
極度の近視で矯正視力でも06くらいなのでドームのコンサートなんて、割と近い席でも常時双眼鏡をのぞいている状況ですので、メンバーの表情や、見どころがきちんと画面で抜かれているライブビューイングのほうが私には満足度が高い気がします。地元の映画館なので帰りの時間を気にせず、ダブルアンコールまできっちり映してくれたし。それに、こんな地方都市でも映画館は満員でファンがいるんだな、と実感することができて面白い体験でした。
JYJのアルバムもジュンスとジェジュンのソロアルバムも割と聴いているので、知ってる曲がほとんどだったのですが、曲のタイトルが良くわからないので、ざっくりとした感想だけ。
オープニングからセットにもちゃんとお金をかけているなー。韓流スターのファンミーティングと称するものには彼らのもの含め行ったことないのですが、なんというか、ちゃんとした興行なんだと思い、ほっとしました。4600円払ってそんなものの中継見せられやしないか、という心配もあったので。
オープニングの数曲の後は、ソロが続き三人が一人ずつ交代で出てきます。それぞれ良かったのですが、三人そろったMCが多ければもっと良かったかと思います。私は東方神起好きになったのもここ一年くらいなので、「四年振り」という実感は全くありません。なんか映像のメッセージでもMCでもやたらしんみりしていて、次回はぜひもっと楽しいMCが見たいと思いました。
あと、「日本のファンのみなさんが忘れていないか不安だった」みたいな言葉は、センス無いからやめて欲しい。楽しいもの、感動するもの、ファンがついて行きたいと思わせるもの、を見せてくれたらそれでいい。そういう本音は黙っていたほうがかっこいい。まあ、四年間を待っていたファンに伝えたいことだと思うので、にわかファンが文句は言えませんね。
さてソロです。まずはジュンス。とにかくダンスうまい!歌うまい!今まで彼の才能をあまり実感していなかったけど、よく判った。天才ですね。嵐で言ったら大野くんだったんですね。
ユチョン。自分の曲じゃないけど、韓国の歌手の方の、昔ピアノで恋人に曲を作ったというような日本語訳が出ていた曲が、すごい良かった。初めて聞いた曲だけど、聞いてたら泣けました。それ以外の韓国語の曲も、歌詞は判らなくても、ユチョンの表情を見ていると伝わってくるような気がする。日本語曲のソロは、今いちで、映画館でもその間にトイレに立つ人多数。これは後の二人もそうだけど、絢香のほうがいいしhydeのほうがいいな、とただただ感じてしまう。カバーなら思いっきりアレンジ変えたりすればいいのに・・・。まあ、大抵のコンサートには多少の中だるみはありますから全然許容範囲です。
ジェジュン。私が一番好きだったはずなんですが、あれ?と。あんまり声が出ていないかな?なんかジュンスのダンスと歌のスキル・ユチョンの表現力と並べると、ジェジュンのソロは少し見劣りするような気がした。なんだ、ジェジュンは嵐でいうと相葉くんだったのかな?和田アキ子に、「お前、何にもないじゃん」て言われてしまうような・・・(汗)。とジェジュンにも相葉くんにも失礼なことを考えながら見ていましたが、レイニーブルーでようやくジェジュンの本領発揮という感じでした。彼のロックテイストが私はあんまり好きではないのかも。透明感のあるジェジュンの声が、やっぱり一番好きです。ジェジュンの声を生かす音域の曲だったらいいのですね。
それと舞台用メイクなのかもしれないけど、ジェジュンは化粧濃すぎる。あといくらなんでも細すぎる。今回の映像を見て、残念ですがジェジュンを「ますます好き」にはならなかった。ジュンスとユチョンはもっと好きになった。
アンコール前の最後の曲で、客席の赤いペンライトが黄色になって、メンバーたちが涙をこらえながら挨拶していた。私の隣の席もボロ泣きしていた。一回目のアンコールが終わってもJYJコールは続いていた。もしダブルアンコーがあってもライブビューイングはこのまま終了かと思っていたけど、クレジットが流れていた映像の向こうでJYJコールが悲鳴のような歓声に変わった、と思ったら、映像をぶったぎって、会場の中継に戻してくれた。メンバーが再度出てきて、花道を歩いている。その間ずっと、ドームの歓声は割れんばかりで、映画館の音声がすごいことになっていた。
本当によかったね。と言ってあげたい。四年も待ったファンのみなさんに。