週末エネルギッシュに活動しすぎたので、今頃になっていっきに疲れが出てきた。

モニターを凝視していてもすぐに睡魔が襲ってくる。

土曜日の株オフ会は全国から辣腕トレーダーが集結していたせいか、いつになく空気が濃かった。

ほろ酔い気分でリラックスしていながらも、どこかで緊張していたように思う。

初めてお会いする投資家の方も多く、知り合いがいっきに増えたような。

一番の収穫は、飲み会の主催者のけむさんから今回上梓なされた本を直接購入したことだ。



「ぶっちゃけどれだけトレードスキルを公開されたんですが?」

初対面にもかかわらず、そんな失礼な質問をしたのだが、けむさんはいやな顔ひとつせず答えてくださった。

正直、どこまで投資手法を曝け出していいものか悩まれたそうだ。

せっかく天下のパン・ローリングから出版されるんだから、10年経っても色あせない内容のものをということで、自分でもちょっと書きすぎちゃったかもと仰っていた。

株の初心者向けではなく、今回の飲み会に来ている辣腕トレーダーの目線にも耐えられるレベル、そんな読者層を意識して、ライターさんに頼らずご自身で執筆なさったそうである。

いわば、自らのトレーダー人生の集大成。

ご両親にも本を贈呈したそうで、よくある投資ジャンク本ではなく、一人の辣腕トレーダーの矜持がこめられている。

出版されて2年ともたないFXの駄本が氾濫している昨今、このような硬派な株本はとても貴重だと思う。

今でこそ為替がメインだが、CFDで個別株を弄るときに重宝しそうだ。

当日会場に来ていたカリスマトレーダー具っさんにも「FXの勝利のセオリー」を伺う機会があった。

勝ち続けているトレーダーは市場に自分のストラテジーが流布するのを極端に恐れるものだが、彼にはそれが微塵も感じられない。

「間違った戦い方をしなければ必ず1億円は稼げるって」

去年、80万を2ヶ月で1億にしている実績があるだけに有無をいわさぬ説得力がある。

今までいろいろなカリスマトレーダーとの邂逅に恵まれたのだが、彼ほどオープンマインドな人に会ったことがない。

本当に心の底からFXが好きなんだなということが伝わってくる。

為替相場は「他人の不幸は蜜の味」のゼロサム・ゲーム。

どちらかといえば投資仲間同士、身内の世界に引きこもりがちな排他的な傾向になりやすいのだが、具っさんの誰に対してもオープンな姿勢は驚嘆に値する。

為替の世界には具っさん以上に稼いでいるトレーダーは珍しくないだろうが、僕が最もリスペクトしているのはそこなのだ。

幾ら資産を築いても幸せになれない金持ちはこの世にいっぱいいる。

そういう意味で具っさんは若くしてトレーダーとして理想的なスタイルを体現してしまっている。

その根底には自分ひとりだけが幸せになってもしょうがないという思想があるのだろう。

事実、彼と交わったトレーダーはその後勝ち続けているパターンが少なくない。

相場の女神の寵愛を享けた者には富も人も集まってくるのだ。

投資家の器としては、すでにヴァフェットやビルゲイツなどの超大物の資産家クラスだよ。

今回の株オフ会は、けむさんや具っさんなど、目先の利害に走らず地に足をつけたトレーダーさんが多く来てみえてとても刺激になった。

まっとうな価値観を持ったトレーダーさんが成功されているのを見ると、こちらもモチベーションがあがってくる。

結局、宴は朝の6時近くまで盛り上がった。

最後はけむ。さんをみんなで胴上げ。

他人の喜びを共有できる投資家同士の集まりは心地いいものだ。