MY FIRST STORYってバンドありますよね。近頃tiktokで知名度が上がったバンド。
彼らは2013年に‘‘最終回STORY‘‘というシングルを出しているんですが、この曲、まあなかなかLIVEで歌わないので、2023年11月14日まで封印していると噂されているんです。その理由として、兄に向けて綴ったものだからという声がよく聞こえてきます。11月14日といえば、東京ドームでの対バンが実現する日ですね。そこで、この曲の歌詞を和訳しながら背景について考察しようと思います。
歌いだし(イントロ)
Stop it,why I wait for you
(やめてくれ、どうして俺がお前を待つんだ)
I have no ribbon for you now
(お前との絆なんか今はありゃしねえよ)
Shut up and wait for you to stop
(黙ってお前が止まるのを待ってんだよ)
I have no ribbon for you now
(お前との約束はもうねえ)
強烈なシャウトボイスで歌い上げる出だしでは、なんだか凄く怒っているような字面が並んでいますね。
ribbonとは、約束や絆、友情など、人同士のつながりの象徴として使用されることがあるスラングだそうです。
この時点では、バンド内でのいざこざ、友人関係の破綻、元恋人への怨念など、兄以外に向けた歌詞と仮定しても筋が通りそうな気がします。
Aメロ
When I realize it,had all these things
(気づいた時には、すべて終わっていた)
The length of a step will make a difference
(一歩踏み出すとこんなに違いが生まれるとはな)
生まれと共に手にしたこのレッテルを
破り捨てて I'm waiting for the time
(その時を待っているんだ)
この辺りから自身の音楽生活について語っているとされるような内容が増えて来ました。
Hiroさんは、森進一、森昌子を両親に持ち、兄はONE OK ROCKのTakaです。このビッグな名前の家系に生まれたら、本人は望まずとも周りの人は期待しますよね。これがレッテルではないでしょうか。実際自分たちでバンドとして活動を始めてからも、比べられて、また自分自身で比べてしまって、劣等感を抱いていたのではないでしょうか。国内外問わず人気のONE OK ROCKより実力あるバンドとして認知が高まれば、~の子供のHiro,~の弟のHiroと呼ばれずに、MY FIRST STORYのHiroと比較できない唯一無二の存在として大成できる。そういった考えの元、対バンというものを大きく目標として活動をしている、そうも考えられます。その時というのは、対バンがかなう日と予想します。
続き
遠くかけ離れた 今 この距離と
僕を照らし合わせて ああ
Now stop again,the way how I used to be
(今は待つんだ、昔僕がしていたように)
あとどれぐらい彼らを追い越すための距離があるのか、考えるシーンでしょうか。
かつて、両親の離婚で翻弄され寂しい幼少期を過ごしたHiroさん。だけど諦めずバンド仲間に出会うという幸せごとが起きました。もう寂しい思いはしないでしょう。この成功体験をもとに今は無理でもいずれできる。今は自分にできることを地道に積み重ねよう、と言っているのでしょうか。
サビ
This is final desperation!!
(これで絶望すんのは終わりだ)
もう痛みも 闇も 運命も 今ぶち壊して
Break down! Bring up!
(打ち砕け!吐き出せ!)
ようやく手に入れた そう言えるまで終わらないSTORY
Everyday I give you my answer!
(毎日でもこの答えをくれてやる)
I don't waste anymore
(もう何も無駄にしない)
今までの人生で蓄積した鬱憤や負の感情をはきだそうとしているのでしょうか。
彼らの求める名声が手に入るまで終わらない物語。ここで一つ心配事ができました。対バンが終わったら終了=解散?の可能性も0ではないような気もします。これはZero Gravityの歌詞に重なる部分がありますが、兄を超えることを目標に10余年活動してきた彼らが、今後どの方向に向かって進むのか、1ファン目線では見通しがつきません。限りなく解散の可能性は低いですが、なんかつっかかるな...
Bメロ
迷い続けた 何をしたって
なぜか見る世界はずっと霞んでいたんだ
必ず道の先には ‘アイツ‘がいて
その陰で… I'm waiting for the time!
自分にできることを地道にやっていても先があまり見えなかったのでしょうか。ただその中でも‘‘アイツ‘‘という人物だけははっきりと見えていて、それを目標に突っ走ている感じが伝わってきます。1番と同じようにその時、即ち対バンを待っているのならアイツはきっとTakaでしょう。
続き
彷徨い見上げてたあの時の場所
そこで見える景色は…ああ
Now stop again,the way how I use to be
彼の家系は音楽一家ですので、幼少期に大きな会場に連れて行ってもらったことはあるかもしれません。そこに今度は自分がパフォーマーとして立つ。そんな景色を想像しているのでしょうか。
This is final desperation!!
もう痛みも闇も運命も
今取っ払って! Break down!!Bring up!!
ようやく手に入れた そう言えるまでおわらないSTORY
Everyday I give you my answer!!
It's a start from now!!
(ここから始めよう)
Don't waste anymore!!
今取っ払ってと表現が変わっているのは過去の回想のようなAメロから時間を進めて今現在の話をしている。つまり徐々に近づいたことを表現しているのではないでしょうか。
間奏1
Time is up,It is overdue
(時間切れだ、時は過ぎる)
the time won't wait.
(時間は待っちゃくれない)
I tried shut you down!!
(お前を止めてやろうとした)
The state is going under.
(そういって何度も失敗してきたけど)
Today we bring you down!!
(今日こそはおまえを倒してやる!!)
こんな闘争心むき出しな歌詞ほかにありますか?ロックにふさわしい泥臭さ。某ゴミ人間も見習ってほしいものです。
間奏2
Yesterday wasn't yesterday
(昨日は昨日じゃなかった)
Is a guilty heart for tomorrow
(明日には罪悪感が向かってくる)
言葉にもならない物語 僕が創り出すから!
たとえ時が過ぎたとしても
作曲時は2013年で、当時はいつ対バンできるかなんて見当もつかなかったんでしょう。だからこその表現です。どれだけ時間がかかっても開いた口が塞がらないようなことをしてくれる、そんな期待を抱けるような頼りがいのある歌詞です。
ラスト
あの日交わした約束を果たすため今 追いかけてる
Chase my dream!
(夢を追いかけてるんだ!)
どうあがいたって最終的理想!
夢も 壁も 世界も
今ぶち壊して
Break down!Bring up!
(打ち砕け!吐き出せ!)
ようやく手に入れた そう言えるまで終わらないSTORY
Everyday I give you my answer!
(これからもこたえをしめしていくから!)
It's a start from now! Don't waste anymore!
(ここから始めよう!一秒も無駄にできない!)
ラストは対抗心というより野望を語っているように感じました。夢をこわしちゃうの?って思ってたら世界まで壊す気らしい。音楽業界がこの世界なのだとしたら、今のK-POP至上主義のような風潮、音楽番組に口パクアイドルばっかりの状況が改善されるの
かと考えることもできます。いやあ、とても楽しみ(><)
ということで、マイファスの最終回STORYを和訳しつつ、歌詞の考察を進めてまいりました。いろんな解釈ができるからこそ音楽はもとい、芸術は素晴らしいんです。対バン当たった人、どうかマイファスもたのしんでくださいね。