今日は、お天気が良くなりましたね~
シュナウザー大移動の今週末
我が家は、老犬ホームの見学@オレンジライフ湘南へ行って来ました
とっても勉強になりました
せっかくなので、”老犬ホーム”についてシェアしたいと思います
預かりワンコの個人情報の都合上、ワンコが写らない様に写真を撮ってます
まずは、座学で「老犬ホーム」そのものについて説明
その後、「オレンジライフ湘南」の取組みについて、説明してもらいました
★「老犬ホーム」は、まだ未知の分野で、施設基準など決まっていないことが多い
★老犬ホームには、第一種動物取扱業の資格が必要
登録が、「保管業」か「譲受飼養」かで違いアリ
・「保管業」は、短期・長期の期間を決めてのお預かり
・「譲受飼養」は、一定の金額で、一生涯面倒をみること
譲受飼養の場合、お金を払っても面倒を見ずに放棄するケースもあるので、
面会が出来るなど、しっかりと確認が必要
★郊外型:民家が少なく、低価格で、ドッグランなどもある
★都市型:高価格だけど、すぐに会いに行ける立地にある
生活スタイルに合わせて選択するのが良い
次は、オレンジライフ湘南の取組み
◆スタッフがいる時は、フリーで過ごし、認知症により口が出る子は、サークルに入れたり、
出したりして様子見
◆外が好きな子には1階、小型犬は2階と分けて滞在
◆壁には防音シートをしっかり入れてるけど、夜中でも車通りが多く、意外にも、車の音で
犬の鳴き声などが近所で問題になっていない
◆外のドッグランには、ウッドチップを敷いてて、日向ぼっこをしたり、歩ける子は歩いてる
◆ご近所も犬と暮らしてる人が多く、外から声をかけてくれる
◆社会との繋がりも出来るし、老犬ホームへの理解も深まる
◆食事は、たんぱく質多めのフードを中心に、トッピングをしたり温めたりして、目先を変えて
食べさせる。車椅子が、食事の時の姿勢保持や誤嚥防止にも役立つ
食べやすさのためにシリコンスプーンを使ったり、オメガ系オイルを使ってる
◆車椅子がリハビリに役立ち、立つ姿勢で体幹を鍛える。
◆トリミングは全身状態の把握と、人とのスキンシップのために実施
◆動物病院が多く、夜間救急動物医療センターもあるのでこの地で開設したが、
シニア犬には慢性疾患が多く、緊急を要するセンターに行く事象は発生していない
◆QOL(Quality of Life)向上のため、2016年から医療連携を開始して、
月に2回の検診を実施
◆オレンジライフ湘南を利用しているワンコは、柴犬が29%、柴犬を含む日本犬が54%、
使用開始年齢は平均14歳
◆利用理由は、飼い主入院が31%、レスパイトケアが27%、重度の介護負担が23%、
ご家族の都合が12%、その他
※レスパイトケアは、介護をしている家族が一時的に介護から解放され、休息をとること
※ご家族の都合は、ご家族の入院・介護など
◆オレンジライフ湘南では、一生涯のお預かりについて、安心プランとして金額を提示するけど、
事情が変わったらお家に帰ってもらえる様に、一生涯の譲受飼養ではなく、
短期お預かりなどで、オーナーさんが一時的に介護から休憩することを推奨してる
我が家は、徘徊をするお友達のチワワを預かることがあるので、ケアの方法を質問して
色々アドバイスを頂きました
オムツやケアグッズは人間用の方が安くて、種類が多いとか
これも、人間用赤ちゃんのベビーベッド
中大型犬のワンコは、1頭ずつソフトサークルが個室
立ってシャワーが出来ない子用、寝たまま体を洗えるシャワー
シニアの介護には、100均グッズを見て思いついたり、人間用のグッズ代用したり、
アイディアがモノを言うそうです
この日の見学会は、動物関連の事業者や学生が対象だったので、
動物の信託企業の方、犬猫の啓もう活動をしている方、
人間のシニアと動物の関わり方を研究している学生の方、
ボランティアを始める方や実際にシニア犬を介護している方など
様々な方が参加してて、良い情報交換が出来ました
忙しいところ、案内して頂いたオレンジライフ湘南のスタッフさん
ありがとうございました