こんにちは23歳大学4年生の不安太郎です。

私は19歳の浪人時に予備校に行く途中で地下鉄内でパニック障害を発症しました。そこから1年間は恐怖に泣き叫び寝たきりの状態で大学に入学し、ボロボロの成績でギリギリ単位を拾いながら4年生にまでたどり着きました。現在は寛解していますが薬物療法を継続しています。


 今あなたはパニック障害を発症し、恐怖に叩きのめされながら、困惑していることでしょう。これから先どのような人生が待ち受けているのか不安だと思います。そこで不安な先輩である私が少しお話ししてみようと思います。


 発症後のおおまかな流れです。

1.急性的な恐怖

2.慢性的な恐怖期間

3.慢性的な不安期間

4.定期的な不安発作

5.臨時的な不安発作

このような経過を辿ることが多いと思われます。


1.急性的な恐怖

 今あなたは急性的な恐怖に襲われ、インターネットで調べ、パニック障害という、なんとなく知ってはいたが詳しくは知らない単語にたどり着いた頃でしょう。この時期はとにかく恐怖が襲ってきます。この時期にはどんな言葉も無意味に感じるでしょう。そんなあなたにこんな言葉を送ります。

「この世は諸行無常であり、今の状態は原理的に継続しようがない。また、いくら恐れおののいたところで、それ以上のことは起こらない。」ということです。私が保証しますが、とりあえずいつかは落ち着きます。かといって安心はしないと思うので、そういうものだと思いながら自己の恐怖を客観的に傍観しましょう。また、私は薬物療法をし、寛解しましたが、人によって状態が異なるため、まずは心療内科に相談してみても良いかもしれません。薬物療法は有効な手段の内の1つです。必須事項ではありません。


2.慢性的な恐怖期間

 1週間くらい経つと恐怖そのものには困惑せずとも、「いつまで続くのだろうか」、「私の人生はどうなるのだろうか」という恐怖と不安のダブルパンチを受けることになります。この期間には多くの情報に触れすぎないことが重要です。この言葉をまず覚えましょう。「すべての精神疾患は脳内の物理現象である。」ということです。生物学に精通している方にはわかりやすいかもしれません。すべての精神疾患は神経伝達物質という物質が反応を起こした結果、脳内の電気信号により引き起こされたものです。脳は体の一部ですので、当然あなたの生活習慣が影響します。したがって今はただ体を整える時期にあります。今は何もしなくていいです。食べられるだけ食べ、できれば起床後に外に出てみてください。余裕があれば出来る限り日光を浴びてください。


3.慢性的な不安期間

 数ヶ月経つと強烈な恐怖から慢性的な不安に移行します。脳内で引き起こされた恐怖の感覚以外に、自分の将来に対する思考による不安の比率が上がってきます。ここでは生活習慣を整えつつ、寛解させるための情報をインストールします。まず最初にパニック障害について学習することです。パニック障害は脳の扁桃体という部位の活性化により起こります。この部位を活性化させなければ、不安になりたくてもなれません。逆にどんな人でもここを機械的に活性化させると必ず恐怖に陥ります。したがって周囲の状況はあまり関係せず、この部位の活性化度合いによりあなたの不安の度合いが変わります。では、その活性化度合いを支配するものは何か、それがセロトニンです。セロトニンは脳内伝達物質の一種です。今のあなたにはセロトニンが不足しています。このセロトニンを増やすために、運動、睡眠、朝散歩を徹底しましょう。これは精神科医樺沢紫苑先生が提唱されています。また、考え方として「すべての未来は未知である。」という事実を反復して自身にインストールしましょう。これについては森田療法を参考にしましょう。


4.定期的な不安発作

 この時期に必須なのはカフェインとアルコールをやめることです。不安発作をほぼ強制的に誘発する物質と言っても過言ではありません。この2つを摂取する限りは自らパニック発作を引き起こしていると考えましょう。また、3番で述べた習慣と考え方を徹底する以外に解決策はないのではないかと私は考えています。


5.臨時的な不安発作

 この時期になると不安発作の回数がへり、余裕が出てきてしまいます。こうなるとせっかくインストールした生活習慣と考え方に乱れが出てきてしまいます。これを再び修正しなくては再発リスクが高まります。これまでで得た不安に対する経験値をまとめ、体系的に対策をインストールする必要があります。


 以上駆け足で大幅に省略しましたが、大枠としてはこんな感じでしょう。とにかく、いくら恐怖を感じても「それ以上でもそれ以下でもない」ということです。恐怖で泣き叫んで苦しくて消えたい時は、「私は今恐怖で泣き叫んでいて、苦しくて、消えたいと思っています。」と実況してみてください。実際に口に出してみてください。これは精神科医の森田正馬氏の手法です。


 とにかく私はあなたの味方です。いつか必ず良くなります。だからどうか焦らないでください。僕も今でも恐怖に陥ることはあります。あなたも私も同じ状況です。ゆっくりゆっくり付き合っていきましょう。


詳しいお話はまたの機会にいたします。