ジョン先輩の生まれた時のことは知らない。
何人兄弟だったのか、
まずはどんな人間のところに貰われたのか。
どんな風に人間に手放されたのか。
そして彼のこの彼の極度な強がり且つビビリな性格がどうやって作られたものなのか。
全く知らない。
知らないのだけども。
ゆっくりとした時間を過ごして、
ほら、春が来たよって、
ほら、ポカポカ陽気だよって、
季節が変わるのを一緒に感じて行くこの日々が、
先輩の知らない時間を埋めて、
なんだかずっと一緒にいたような気にさせる。
となると。
彼の過去を勝手に推測するのはやめて、とりあえずこんな日々を繰り返していくことがなにより大事な気がしてくる。
一緒に生きるということは、
どうのこうのしてあげたり、してもらったりという綱引きではなくて、ただただ繰り返す日々をとにかく一緒に過ごす、というシンプルなことなのかもしれません。
せっかく来てくれたジョン先輩。
どんな過去を過ごしたかは知らない。
だからどんなことをしてあげるのがベストかなんてわからない。
でもただシンプルに一緒に生きていこうと思っているわけです。
ただ、これ。
もしかしたら、程のよい、言い訳かもしれません。なんてね。笑







