前日実家に行って花ちゃんの毛を梳かし
目を洗浄し
庭に出て花ちゃんの背中を撫でながら
姉と話をしました
家に入ってご飯を食べて
美味しそうにお水をたくさん飲みました
少し息がしんどそうで
病院で心臓の薬を処方されるようになっていたから
これからの事も考えてネットで検索して酸素室を買いました
また明日来るね
翌朝 実家に持っていこうとまんばを採っていると携帯が鳴って
姉が泣きながら
「花ちゃんが死んだ、早く来て!」と
どういうこと?
どういうこと?
実家に着くと
花ちゃんが横たわってて
その隣で母が泣きじゃくってた
母が花ちゃんを庭に出して
おしっこをして
家に上げて
「お水飲もうな」って水を取りに行って振り返ったら
花ちゃんが倒れていたと
たった数十秒の間に花ちゃんは死んでしまったと
母は泣いていた
姉も泣いていた
それでもわたしは
淡々と花ちゃんを入れるダンボールと
花を買いに走り
葬儀会社に連絡を入れ
昨日花ちゃんを送りだしました
行きたくないという母を無理矢理に
姉と3人で
姉と一緒に花ちゃんを台に乗せ
花をたくさん飾りました
踵の骨 腰の骨 背骨 肋骨 肩甲骨
歯も綺麗に残ってて 頭の骨 喉仏
爪も
骨壷に入りきらなかった骨も全部持って帰りました
わたしたちを困らせることが無かった花ちゃん
いつも茶々丸のことで頭がいっぱいだったから
実家に行っても開口一番「茶々丸ー!!」で
茶々丸の状態を確認して落ち着いた頃に
「あ!花ちゃんは?」なわたしで
年を重ねた花ちゃんはとても寂しがりで
とても甘えんぼうになって
母がトイレに立っても付いて行くようになってた
困るゎって言いながらも母はうれしそうで
ここ何年かで我儘になった花ちゃんが
可愛くて愛しくてたまらないのがよくわかった
当たり前に我儘を言えるようになった花ちゃんにわたしも安心した
一番悲しみが大きいのは母だから
そしてご飯やお薬やお散歩の毎日のお世話をしてくれた姉だから
どうしても最後まで見届けてもらわないと
きっと気持ちの整理がずっとずっと出来なくなるから
夢のように還ってしまいました
でも悲しみと寂しさを母と姉と共有出来ることが
救いです
最後まで見届けて少し気持ちが落ち着いたと
行ってよかったと言ってくれたけど
母は生きる支えを無くしてしまったと
今日も泣いていました
人間と犬という
飼主とペットというだけではないのですよね
花ちゃんは家族の中で一番長く母の側にいて
母の気持ちを汲んでいたと思います
わたしに迷惑かけないようにって
こんな夢みたいにいってしもぅたんやろか…って母が泣きます
花ちゃん
わたしボラに行くようになって
介助もちょっとはできるようになったよ
これから花ちゃんがもっと年を重ねて歩けなくなっても
上手に食べられなくなっても
おしっこやうんちも垂れ流しになっても
お世話をするって
シミュレーションもバッチリだったんだからね
写真を見るのが辛くて胸が痛いです
花ちゃん
悲しいよ
寂しいよ
ありがとう
ありがとう
またね!!




