★魔道士リザの冒険譚★
星ドラStory日誌vol.004
第1話<新たなる雲海の星>第3幕
「改めて思う、やっぱりクズ集団ね!」
アタシは魔道士リザ。
そして新たな・・・冒険王姉弟の一人です。
祖父である初代冒険王ガイアスの
意志を継ぎ、日々、冒険の旅をしています。
さて本日の冒険日誌
そして新たな・・・冒険王姉弟の一人です。
祖父である初代冒険王ガイアスの
意志を継ぎ、日々、冒険の旅をしています。
さて本日の冒険日誌
レジィトの街に着くと頑強そうな
一人の男性がアタシ達を迎えてくれた。
「よぉ、旅の人!
ここはバァジ島の中心地レジィト。
雲の向こうに見えるのがヨンツゥオ大陸だ、
けど安心しな、たいていの物は
この街で手に入るぜ。」
どうやらアタシ達を単なる観光客か
なにかと勘違いしてるみたい。
と、一緒にいるボロンの顔を見るなり
その頑強そうな男が驚きの表情を
見せた。
「ボロン!?ボロンじゃないか!!
お前が目覚めたって事は・・・」
男は瞬時に思考を巡らせる。
「この娘達が例の・・・!?」
「あぁ、そうだ、ブルリア星の冒険王リザ
と、その仲間達さ。」
「なんと!こんな、うら若き少年少女が
あの冒険王だと言うのか!!
魔星王ドスラーデスを倒したという・・・。」
へへへぇ~、相変わらずアタシ達ってば
かなり有名人なんだ
「ハ!で、宇宙王の書は?
オリオリ様はいらっしゃるのか?」
「ただいま戻りました。
久しぶりですね、ドゥエイン。」
宇宙王の書がアタシの手からひとりでに
離れ、目の前の屈強そうな男の前で
止まり中からオリオリが現れた。
男の名はドゥエインというらしいわね。
「おぉ!オリオリさま、よくぞご無事で!」
「ドゥエイン、リザさん達の強さは
私が保証します。
魔星王ドスラーデスを倒したという
実力は本物です。
そして彼女たちは私たちの仲間に
なってくれました。」
「おぉ!それは素晴らしい!!
リザ殿達、心より歓迎する!
では皆の者にリザ殿一行を紹介せねば。
ボロンよ、オリオリ様を頼んだぞ、
オレは一足先に例の場所へ向かう。
オリオリ様、リザ殿達、失礼いたす!」
いつもの場所ってどこだろう。
この街が秘密基地じゃないのかしら。
するとボロンがアタシ達の疑問に
答えてくれた。
「例の場所とはここから西にある
ミィツのほこらさ。
俺たち義勇軍は住人としてこの街に
紛れ込んでいる。
もちろん武器などは隠してな。
だから基地と言えば基地なんだが・・・。
島の中心地である、こんな目立った場所で
作戦会議などをしてしまうと宇宙政府に
見つかってしまうんだ。」
なるほど、だからそのミィツのほこらとやらで
秘密裏に集まるってワケね。
「申し遅れましたが先ほどの男はドゥエイン。
義勇軍一番隊の隊長です。」
え!隊長さんだったんだ。
そんな偉い人だったなんて。
「ヤツは偉いだけじゃなくって
かなり強いぜ。
まぁオレほどじゃないがな。」
やっぱり宇宙政府にたてつこうって
いうだけあるわ、みんな強いんだ。
そしてボロンは負けず嫌いなのかしら、
ドゥエインの強さを認めながらも
自分も一歩も譲ろうとしない
って、そんなに強さに自信があるのなら
ボロンも隊長さんなのかしら。
「オレは親衛隊の隊長だ。
オリオリは義勇軍の総司令官。」
親衛隊!総司令官!!
やっぱり義勇軍てかなり整備された
組織なのね
「宇宙政府っていうのはホントに
卑劣な奴らなんだ。
奴らは他にもたくさん居た
宇宙王の末裔を片っ端から
殺してしまったんだ。
自分達の力を誇示するために・・・。
オレ達は絶対に宇宙政府を許さない、
奴らを倒して平和で平等な
宇宙を取り戻すんだ。
だから宇宙王の末裔の一人である
オリオリはオレ達の精神的支柱なんだ。
義勇軍のリーダーはオリオリをおいて
他にいない。
そしてオレはそんなオリオリを守る
親衛隊長なのさ。」
むむむ~改めて聞くと、ホントに
宇宙政府っていうのはむかっ腹が立つ
どうしようもない集団ね。
なんてヒドイ事をするのかしら
たしかにアタシも何度か宇宙政府の
手先と戦った事がある。
上級執行官ラデュラゲ、ディミトリ・・・。
どっちも高飛車だったり人を騙す事しか
しないゲスだったわね!
新しい星での新しい冒険にワクワクしか
感じなかったけど、改めて宇宙政府の
やり口を聞かされると、やっぱり怒りが
こみ上げてきたわ!!
やってやろうじゃないの!
必ず宇宙政府を倒してみせるわ!!
アタシは改めて宇宙政府への
怒りを覚えた。
その為にも今はっ!
義勇軍に合流する事が先決ね。
「よし、じゃあ行くぞ、ミィツのほこらへ。
リザ達、準備はいいな?」
レジィトの街を後にし、先導役のボロンと
一緒にアタシ達はミィツのほこらへ向かった。
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