(この記事は、7月スケジュールに掲載の記事を、スタッフが代理で投稿しています)

 

いよいよ夏! 

 

───例年、体も心も旧暦同様、6月下旬位から夏入りします。 

 そして呼吸器が活発になるため、行動力が出てきます。 

 

 一年は一生の流れと似ていますね。 

 (春に誕生し、冬に旅立ち。 

  ですから、春(赤ちゃん時季)からの自然な養生で身体を育てた
  整体の方は、季節にも自然に沿っていきます) 

 

さて、「夏」の健康法ですが、

青年期同様「よく働き、よく遊ぶ」ことが養生になります。 

というより人間の体(=心)はそのように作られています。 

 

あえて言うなら、“発汗の大切さ”でしょう。 

 

※汗を通して、尿や大便では排泄できない公害物質や農薬、

 水銀を始めとする残留金属も排泄されます。 

 精神的な毒も汗を通して、外に流れていくのです! 

 (体と心は一つなのですから) 

 

※それ故に必要であれば風邪も「引く」ことができ、
 身心のクリーニング
(排泄)ができるのです。
 なぜなら風邪の急処 と汗の急処は全く同じですから
(胸椎5・10番、腰椎1・3番)


 そのように、発汗は(そして風邪も)人体にとって、
 とても 重要なバランス機能の現れなのです。 

 ですから、夏を存分に謳歌した人は、
 その後の季節で ある秋~冬も実に快適に過ごせます! 

 

ところが…その発汗を邪魔するものがあります。 / (-_-)\。。 

───それは冷房です。 

 

冷房によって発汗しにくくなることだけでなく、
それ以上のデメリットは、一度かいた汗が引っ込んでしまうこと。 

 

これを「汗の内攻」というのですが、
この汗の内攻が実に様々な悪影響を体や心に及ぼしてしまいます。

しかも一度内攻した汗はお風呂に入っても出にくい。 

 

そのため、大股歩きを初めとして、

冷房車から降りた時には足裏筋肉(下肢第七)を弛めることを常識にしたい、

と30年以上言い続けています。(笑) 

 

(腰椎5番を通して「汗の急処」である胸椎5番が緩みやすくなるからですが、
 その胸椎5番自体に愉氣するのも、とても良い方法です) 

 

また、それらの場処が分からなくとも、

後頭部の 出っ張りを10~15分蒸しタオルで温めておくと 

足湯よりも発汗を誘導できます。 

(頸上の場処が分かればそこを6分間でOK!) 

そこには延髄といって人間が生きている本能の中枢があるからです。 

 

ですから、発汗だけでなく、

夏場の頭痛、めまい、発熱その他、風邪のような急性的症状は、

それを行うだけで、ほとんど経過してしまいます。

 

※なお、上記の場処の分からない方は、
 整体指導を 受ける際に受付の者に遠慮なく聞いてください。 

(あと、肘も冷やさないように!
 肘を触って硬かったり冷たかったら温めたあと愉氣をしておく事。
 心臓や脳
(気にしすぎ)などの影響もとれます) 

 

こんな簡単な事で、秋や冬までもが爽快に過ごせ、
体や心(潛在意識)は大きく変わっていくのです。

 

(長谷川淨潤)