今週は、まさに疲労困憊。
出張2回（ヘンな時間にコメしたのは、出張の移動中にて）。
そして、昨日は朝の5時から夜の1時までぶっ続けで新設備の試運転。
今日は、午後の4時まで寝ました^ ^;
ちなみに、明日も仕事。
今日は無目的にタイイングしました。

ズバリ、餌生物とは似ても似つかないフライを巻いてみる！
もう、完全に無目的です。

まず、パッと浮かんだのが。。。

こんな感じのヘリコプター。
パラシュートのハックル＆ポストが２組付くと、これそっくりだと常々思っていました。

う～んっ。
ヒドイ出来＆ピンボケ。
だいたい、ベンド側のハックルが非常に巻きにくいので、密に巻けないのです。
巻いてる間に手でハックルを押し付けたので、テールが破壊寸前。。。
恐らく、ハックル＆ポストは別に作っておいてから、シャンクに巻きとめるのが良いかと。
とは思っても、もう巻きませんよ！

【レシピ】
フック　　：　TMC2312 #8
スレッド　：　ラガータン 74D ダークダン
テール　　：　ペンキの刷毛（ナイロン製：百均セピアで購入）
ボディー　：　アントロンボディーウール　オリーブ
ポスト　　：　エアロドライウイング　ライトダン
ハックル　：　ホワイティング　コーチマンレッド

はい、次。

昔の東海道線の電車。
鉄ちゃん（鉄道オタク、鉄道マニア）の皆さん曰く、このオレンジ＆グリーンの色分けを「湘南色」と言うらしいのですが、これは静岡のお茶とミカンの色。
神奈川の色じゃないです！
僕の故郷に敬意を表して。

最初は、ロイヤルコーチマン構造でドライフライを巻いたのですが、ヘリコプター並の出来だったのでウエットに変更。
そのほうが楽。
というか、California Coachmanなるパターンは、やや湘南色だったりして。。。

もっと緑色が濃いウイング材が欲しかったですね。

【レシピ】
フック　　：　TMC200R-BL #4 （輸出用らしい）
スレッド　：　UTC 70D グレー
テール　　：　ピーコックスウォード
バット　　：　オーストリッチオレンジ
ボディー　：　ビーバスホログラフィックティンセルグリーン
リブ　　　：　ラガータンオーバルティンセルシルバー
ハックル　：　チャイニーズコックサドルオレンジ
スロート　：　グレーマラードグリーン
ウイング　：　グースショルダーライトグリーン

3つ目。

わりぃ～ごはいねぇ～が～。
ご存知なまはげ。
数ヶ月前、僕の甥＆姪っ子達とテレビを見ていたら、なまはげ登場。
包丁（おもちゃ）を持ったなまはげが子供を叱っていました。
恐がって泣いてしまったというエピソードが。
僕は、そのなまはげに毛鉤が見えました^ ^;

角と牙がないと、全然恐くない。

【レシピ】
フック　　：　Fina77172 #4
スレッド　：　ビーバス 6/0 白を着色
ボディー　：　ビーバスホログラフィックティンセルレッド
リブ　　　：　ラガータンオーバルティンセルゴールド
ウイング　：　ラビットゾンカーブラック
ヘッド　　：　スピニングディアヘア赤＆黒
アイ　　　：　ルアーのミノー用　小さめ

最後。
これは、意外とまともです。
しかも、かなり前から実戦投入し、かなり成果を挙げてくれているパターンです。
では、先にフライから。

その名は“Schenker：シェンカー”

【レシピ】
フック　　：　ノリエ ONE-UP 3486 #10
スレッド　：　ビーバス 10/0 黒
テール　　：　アムハーストフェザントティペット
ボディー　：　ラガータンフラットティンセルシルバー
リブ　　　：　ラガータンオーバルティンセルシルバー
ハックル　：　ヒーバートヘンネックブルーダン
ウイング　：　シルバーフェザントセカンダリークイル

モデルになったのは、

このお方。
マイケル・シェンカー。

トレードマークのフライングⅤ。

恐らく、彼は僕が最初に憧れたギターヒーローです。
それは、小学校6年生の冬、静岡市民文化会館にＭＳＧ（MICHAEL SCHENKER GROUP）が来た時のこと。
当時僕の洋楽とJAZZの師匠であった親戚のおじさんに無理矢理頼み込んで、未成年の僕の保護者として同伴してもらい、マイケル・シェンカーを見に行きました。
典型的なハードロックのコンサートです。
本当に早熟でした。

当時、ＦＭからは、
地獄の黙示録のテーマ ⇒ Aremed And Readyのイントロ
これが連日ひっきりなしに流れ、興奮したのを覚えています。
　　↓
MICHAEL SCHENKER GROUP [AREMED AND READY]

ＦＭで流れたＣＭと同じく、地獄の黙示録から始まります。
彼が持つ白黒模様の洗濯バサミをひっくり返したようなフライングV。
マーシャルアンプの壁。
短い金髪、素肌に革ジャン。
カリスマ的で神がかったギターソロ。
全てに憧れました。

いつしか、周りがへヴィーメタルというものに興味を持ち出してから、僕はすっかり冷めてしまい（すごくダサく思えてしまい）、ああいうギターオリエンテッドなハードロックは、一部を除いて聴かなくなりましたが。

大人になってからも、この演奏の緊張感・スリルはすごいと思います。
　↓
MICHAEL SCHENKER GROUP [LIGHTS OUT]

脱線しちゃいましたね。
フライの話に戻ります。

で、偶然できたこのフライをシェンカーと名づけたら、釣り仲間から爆笑されました^ ^;

使ってみると、とにかく川のニジマスに効きます。

いつだったか、
雨降りで肌寒かった5月。神奈川の中津川。
ヤマメの調子が悪いので、管理釣り場から落ちたニジマスを狙っていました。

コイツをシンクティップラインで少し沈めてスイングすると、面白いようにニジマスが釣れました。最終的には50cmを越えるヤツも。
5番ロッドでヒーヒー言いながらランディングした記憶が。

もちろん桂川でも大活躍しています。

シルバーと白の組み合わせで、水中ですさまじく光るんでしょうね。
恐らくルアー的な働きをしているのだと思います。

これをドロッパーにした時は、リードフライは地味にしないとですね。

何に似せたわけでもない、地味ウエット。
名前、募集中。

【レシピ】
フック　　：　TMC7989 #12
スレッド　：　ラガータン 74D ダークダン
ボディー　：　キャナルウエットダビンググレー
リブ　　　：　ラガータンオーバルティンセルシルバー
ハックル　：　メッツヘンネックブルーダン
ウイング　：　ゴールデンフェザントセカンダリークイル

賄い飯的に巻いたウエットってすごく効くんですよね。
経験的に。

早く、こんなウエットが活躍できる盛期がやってこないかな？
例えば、修善寺の狩野川本流で。
尺余裕越えのアマゴをズキューンと。

幸せな妄想をしながら眠ります。
明日からの仕事に備えて。

本当に意味のないタイイング