ボール器 | プロボクサー田之岡 条オフィシャルブログ「僕色リング」

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プロボクサーの田之岡 条です。生きることはトレーニング。テンション上げていきましょう!


どうもこんにちは。



アジア1の外気浴。



タノジョーです。



パタヤのサウナ付きホテルのプールはおれにとって水風呂だ。こんなのととのわないワケがないだろう。プールはひたすら映え写真を撮ってる観光客ばかり。キックパンツで外気浴しているのなんておれひとりだろう。








てなワケでタイ編3日目です。早めに起きられたのでオーサンスックムエタイジムまで走って向かう。前回モーニングセッションに出たときは7AMって言われて行ったらだれもいなかったので、今回は7時半にホテルを出てやった。ジム到着は45分くらい。









なのに誰もいない。少し経つと3日後に試合を控えるタンクがきた。「タンク久しぶり、今日はジム休みなの?」と聞くとうなずいてサウナスーツを着込みながら「Running?」と聞かれたのでいっしょに走ることに。ミットを蹴れないのであればとけっこう気合いを入れて走った。2本ほど走って汗だくになったころ、選手たちがぞろぞろとやってきた。おい休みじゃねぇじゃねぇか。本チャンの練習前にホテルから数えてなかなかの距離を走ったことになる。おれも片言だがタンクも簡単な英単語くらいだ。バンコクの屋台に続き、タイ語を覚えることを視野に入れ始めた。








オーナーのおやっさんの姿はまだないが、今回は現役のムエタイファイター、ヒンが教えてくれることになった。ヒンはタイ語オンリー。練習を始める前から汗だくのおれを見てちょっと心配そうだった。






このあたりで「Joe!!」と声がしてオーナーのおやっさんが出ジム。おやっさんは英語が話せる。聞けばヒンは日本でも2回試合したことがあるらしい。



パンチはそこそこ打てるのになんで蹴りがからきしなんだろうとヒンは不思議そうだった。ヘタクソなりに思いっきり、なんにも考えずにミットを蹴る。丁寧に丁寧におしえてくれるヒン。ここに言語の壁はない。ミットを持つうえでも勉強になる時間だった。たのしくてあっという間のセッション。コップンカップ、と知っている数少ないタイ語でお礼を言った。






前回きたときに食べたジム近くのカオマンガイ屋さんの味が忘れられなくて、朝練が終わるなり向かってみると今日はお休みのよう。悲しさに打ちひしがれつつも、空腹で仕方ないのでもうなんでもいいと隣のクイッティアオ屋さんに入った。笑顔やさしいお店のおばあちゃんがジェスチャーで「荷物ここ置いていいよ」「トイレはあっちだよ」「ここ扇風機あって涼しいよ」と待遇してくれた。ばあちゃんちに来たみたいだ。そうしているうちにクイッティアオがきた。




見てくれこのラブリーな器を。こんなとこまでばあちゃんちなんだよ。もう泣きそうだよ。そんでもってこのクイッティアオが本当にうまい。やさしいおばあちゃんを表すかのようなやさしいスープ。すべて飲み干して、アローイ!と店を出た。カオマンガイを食べられなかったことでこれを食べられてよかった。






ホテルに戻り冒頭のサウナやプールを楽しんだあと、パタヤの一大パワースポット ビッグブッダへ。参道には宝くじ売り場があったので吸い寄せられるように買ってしまった。



帰国後に当選発表があったが水が流れるようにハズレ。でも帰国後も持続可能な楽しみができて、これから毎回買うのもいいなあなんて。






そのあとは水上マーケットやらナイトマーケットやら、ビーチのほうまで歩いていったりしてとんでもない歩数を叩き出した。もう脚がパンパンなのはムエタイのせいなのか歩きすぎなのかわからない。寝る前にフットマッサージに駆け込んだ。めちゃくちゃ痛い。セラピストにタイ語で「ジェプ!(痛いよ)」と言ってみた。すると楽しそうにもっと痛くされた。みんな母語を使うとなぜかやさしくしてくれる(ここでは痛くされたけど)

Japanese?と聞かれたのでYesと答えると「I'm from Cambodia」と言ったあとジョークだよ!と爆笑する彼女(こんなご時世に反応しづらいよ!)心身ともにときほぐされた時間だった。






てなワケでパタヤのNo. 1フルーツは…



マムアンでした!

今週も、テンション上げていきましょう!