タッチ虎 | プロボクサー田之岡 条オフィシャルブログ「僕色リング」

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プロボクサーの田之岡 条です。生きることはトレーニング。テンション上げていきましょう!


どうもこんにちは。



現実逃避中。



タノジョーです。




順調に日常がもどってきた。ただいま。だけど先週に引き続きバカンスの模様をお届けする。つっても先週はムエタイしかしてないけどな。




写真はタイ三大寺院のひとつ、ワット・アルン。タイを代表する場所なのでこちらも名札がわりに和装で参上した。中心地からチャオプラヤー川という大河を挟んでいるため渡し船で対岸へ渡る。隅田川をイメージしてもらえると。渡し船と聞くと木でできた手漕ぎの小さな舟を想像するかもしれないが、モーターバリバリで川をグングン進む。茶色い濁流の水が口の中に入り込むくらい乱暴だった。しかも降りるのにモタモタやってるから船渡しの黒人に怒られながらさ。こんなとこでジャパニーズやってるとジョン万次郎の偉大さを思い知るよな。





お寺の入り口で現地のひとたちが浴衣を褒めてくれた。こんな素敵なひとになりたいよ。英語ができないひともサムアップで伝えてくれてさ。Tシャツ短パンだったらこうはいかない。着てきてほんとによかったと思った。中に入ると、そこかしこにタイの民族衣装を着た中国の方たち。とにかく映え写真を撮ることに全集中しており専属カメラマンを付けてる方もいた。おれもハタから見たらそう見えてんのかなと思うとちょっと足早に見学。でも本堂で坐禅を組んでいるとすーっと心が洗われた。あんなに暑かったのに汗がひいていってさ。




お次はずっと行きたかったワット・パクナームへ。



森羅万象を感じさせるここも幻想的で、やっぱり暑さを忘れる。幸いグラビアアイドル志望の方々もいなかったのでゆっくり坐禅ができた。これが拝観料タダだぞ。御朱印みたいなのあったらもらったのに。



そういや毎朝これをキメたぞ。



タイ人ボクサーのトランクスと言ったらコレ。最近めったに見ないよね。すげー甘い。でも元気でる。タイと言ったらレッドブルのルーツでもあるんだけどボクサーだったらやっぱコレだろ。小学生の時はウィラポンもポンサクレックも強すぎてこのロゴが嫌いだったよ。世界挑戦する日本人を死ぬ気で応援してた。でも勝てなくてさ。こんな時代がくるなんて想像しなかったよ。そもそも今もプロボクサーやってるとはなあ。ごめんなあの日のおれ。全勝全KOで世界チャンピオンになれなくて。





パタヤに話は遡り、タイガーパーク。



虎と写真が撮れるスポットだ。コースが数種類ある。ビッグ、ミディアム、スモール、あとキッズで、ビッグが1番高い。牛丼屋システムだ。そりゃ当然ビッグにいくよ。ただでさえ特盛はおろか大盛りすらしばらく頼んでいないんだ。




虎使いがほんとにおもしろくてさ。しっぽに触っていいか聞いたら「シッポ、OK!キ◯タマ、ダメ!」って言うんだよ。で、こんな笑ってんの。これ言うと日本人笑うの知ってんだよなあ。そもそもさわんねえよ。急所の位置は人間も猛獣も同じってグラップラー刃牙に書いてあったからな。




パタヤで2日とも行った食堂。



ローカルなので英語もほほ通じない。マジでこういう雰囲気がすきなんだ。暑さに慣れてないので汗ダラダラのおれに、店中の大型扇風機を向けてくれる。この生野菜がふっ飛んでくレベルよ。彼らなりのVIP待遇を受けた。






めしはほんと何たのんでもうまい。ただ、タイ語のメニューなので何がくるのかはわからない。得体の知れないものがくるのもローカルのおもしろさだ。生物的な強さを求めているので尻込みせずガツガツ喰う。ひとつだけ、オーダーした際に「OK??!」と、お前それいくの?!大丈夫?!みたいなリアクションで確認されたのがあったけど、とてもうまかった。タノジョーは特殊な訓練を受けているので真似しないでください。










そして何をたべても安心な日本へ帰ってきた。怪我があるのでMAX強度には達してないけどトレーニングも。バカンス気分がなかなか抜けなくて苦労したけど、再びボクサーとしての生活にもどれるのは幸せなことだよ。先月不甲斐ない試合をしてたらおれはおそらく選手としてはもうボクシングに関わらなかっただろう。というかダメだよ。そう思えば筋肉痛もいいものさ。また頑張ってパタヤにいくぞ。てなワケで今週も、テンション上げていきましょう!