森下公園入口の金木犀が咲き始めて、辺りに良い香りを漂わせている。
長い夏が終わり、ようやく秋が来た。
10月19日、私が会長を務めるウクレレ同好会は「なんぶフェスタ」に出演した。
「なんぶフェスタ」は南部生涯学習センターが開催する年に一度のお祭り。
コーラス、ハーモニカ、大道芸、フラダンスと各サークルの演技が続き、12時丁度ウクレレ同好会の出番が来た。
総勢11人が舞台に並び、私のMCを入れながら「真珠貝の歌」「パイプライン」「ルージュの伝言」の3曲を披露した。
アッという間の15分だったが、初めての舞台の割には大成功だった。
レアレア(私は向って左端)
次のブルーグラス演奏の間に一旦控室に戻り、今度は「レアレア」の準備。
帽子を被り替え、ベースとアンプを手に再び舞台袖へ。
舞台に上がり、さあ演奏というところで私は大チョンボを犯した。ベースのシールドを忘れたのだ。
メンバー、観客、スタッフを待たせて4階の控室に取りに走った。
慌てて1曲目「オブラディ・オブラダ」。
案の定私の演奏はガタガタ。
ウクレレからベースに持ち替えて「デイドリーム・ビリーバー」そして「コーヒールンバ」。
再びウクレレに持ち替え「この広い野原いっぱい」、ラストは「ブルーシャトウ」。
全体を通して私はミスが目立った。去年とはエラい違いだ。
あれだけ練習したのに。舞台の上だからなどという言い訳は通用しない。お客さんはレアレアの演奏はあんなもんか、と思うだろう。メンバーには大変な迷惑をかけた。
午後1時10分、レアレアの演奏を撮ってくれたかみさんを乗せて帰路に就いた。
レアレアは今日をもって解散する。
同好会がなんぶフェスタ出演を果たし、レアレアは所期の目的を果たした。
僅か2年足らずの間だったが、私には掛替えのない日々だった。ジェニーさんがおやつ(どら焼き)を持ってきてくれたレアレアの初練習日のことは忘れない。
しばらく「レアレアロス」の日々が続くだろう。


