散歩で通る田圃の稲葉は実りの秋に向けて生繁っている。
3週間滞在した孫たちは帰って行った。
かみさんと私に静かな日常が戻ってきたが、いたずら盛りの孫の相手で、3週間の疲れがどっと出て、二人とも体調はイマイチ。
娘と孫たちの寝室は2階だが、普段は我々と同じ1階で生活したので、私が仕事から帰宅してくつろいでいると、私の部屋に入るなり引き出しを開けて中身を全部出したり、ゴミ箱をひっくり返したり、テレビのスイッチやリモコンをいじったりして、部屋は惨憺たる有様になる。
さらに一緒にする食事は、かみさんに言わせると戦争だ。私も酒や料理を味わう余裕はなかった。
それでも少しずつ成長していく孫たちの様子に、人生の喜びを感じる今日この頃・・・。
駄菓子を食べながらラウンドする渋野
さて、ゴルフの話題と言えば渋野日向子。
あの全英オープンでの優勝は、大きく報道され彼女の名を知らない人はいないだろう。
テニスでいえばウインブルドンで優勝したのと同じ歴史的な快挙なのだから。
以前彼女を天才と称したが、フェアウェイを外さず、ロングパットを軽々と決めていく姿は正に天才。
「天才は90%の努力と10%の閃きだ」とエジソンは言ったが、この快挙も彼女の日々の努力有ってのことだ。
彼女を優勝へと導いた分岐点は12H。
距離の短いパー4。普通なら堅実に2オンさせるのだが、彼女は1オンに挑戦。見事バーディーを奪い、最終ホールでの劇的な勝利へと導いた。
放送中話題になったのが駄菓子。選手たちはラウンド中よくおにぎりなどを食べているが、彼女の場合は駄菓子だったので目立った。
子供の頃近所の駄菓子屋に通ったそうだが、当時のお気に入りが「よっちゃん食品」の「タラタラしてんじゃね~よ」。慣れ親しんだ味で気持ちを落ち着かせていたのだろう。
ミーハーながら私も味わってみたが、結構なピリ辛だ。
そして、今日決勝ラウンドが行われた「軽井沢72ゴルフトーナメント」で、渋野は最後まで優勝争いを演じたが、18Hでラストパットを外し痛恨のボギー。それでも連戦の疲れに耐え良く頑張った。
優勝者はベテラン飛ばし屋の穴井詩。イ・ミニョンとのプレーオフを制し、2年ぶりの優勝を飾った。