
今、私とかみさんの会話は、高齢の両親についてのことばかりだ。
2015年が明けたと同時に父が倒れ、母も認知症が徐々に進行している。
父は彼岸が明けた頃には再び庭に出るようになっていたが、玄関での転倒がきっかけでとうとう歩けなくなった。何かに掴まっていないと立つこともできない。
急遽ベッドの脇にポータブルトイレを置き、車椅子も導入した。
と言っても本人は自分で車椅子を動かすつもりはなさそうだ。
私の日常は、仕事と、両親の世話が大部分を占める。
パソコンや、弾き語りの練習も日常のひとつだが、月に一度のライブ出演は日常とは違う。
去年までは月に3~4度は「UHU」やマキタさんのお店に出入りしていたものだった。「まじゅん」も練習やライブで充実した音楽活動を続けていた。
「白花」に始まって、「ゆらてぃく」「まじゅん」の活動を通じて、多くのミュージシャンの方々とお近づきになれた。
マルケンさん、風太さん、八大さん、信哉さん、テツさん、タツキさん、マッキーさん、ノーザン☆さん、夏花さん、スズケンさん、大塚友紀さん、ヨネさん、河鹿さん、姫月さん、青島由佳さん、安兵衛さん、さっちもさん、Jimmyさん、そのひぐらしさん、FBIさん、ワコ企画の皆さん、そしてケイコさん、ユウタ君、サミーさん、綾ちゃん、川口さん、みんなの音楽、大好きです。
でも、一部を除いてもう皆さんとはお会いできそうもない。
どなたかのライブがあると聞けば、すぐにでも駈けつけたい。
でも、自分のことだけで精一杯の現状です。
ミュージシャンの皆さんにとっては、当然音楽は日常でしょう。
私にとって皆さんとのお付き合いは非日常なのです。
それでも音楽は止められない。
1年前、やっと見つけた自分の居場所「カバー・グランプリ」。
これだけは続けたい。
月一度の非日常。
私は、私だけのために歌い続ける。