
食事をしに駅前商店街に戻った二人だったが、昼食時とあってどこも満席。時間をずらすことにした。
駅からバスに乗り、起雲閣へ。
大正8年、時の鉄道大臣内田信也氏の別荘として造られ、昭和22年旅館として生まれ変わり、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治などの文人に愛された。
平成14年に廃業し、市が取得後は保存、見学、貸出施設として親しまれている。(以上パンフレットより抜粋)

回遊式の庭園を囲む和風、洋風、折衷式の建物は大正モダンの粋を集めている。

午後2時、駅前商店街に戻り、喫茶店「Milk」にて昼食。

ここのお勧めは昔ながらのスパゲティ・ナポリタンとカツサンド。


帽子屋さんの看板がレトロ。 喫茶店「クロンボ 」名前に昭和を感じる。
懐かしい味のナポリタンを食べ、平和通り商店街と仲見世商店街を散策。
喫茶店、帽子屋さん、床屋さんなどレトロ感たっぷりのお店が目白押し。

並行する二つの商店街を結ぶ路地はレトロを絵に描いたような空間だ。
そして我々は最後の目的地「池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家」に向かった。
ここはMOA美術館へ続く道の途中にあり、勾配のキツイ道を登っていく。

駅から10分ほどで到着。マルチアーティスト池田満寿夫氏の自宅兼アトリエを展示館にした施設だ。奥さん(佐藤陽子)のレッスン室もあり、お二人の嘗ての生活が偲ばれる。
ミュージアムショップでコースターなどを購入し、駅へ戻った。
午後4時半、静岡に到着し、パルシェの天神屋で夕食を買って帰宅。
かみさんのスマホ万歩計を見たら、17,000歩、12kmの熱海散歩だった。