ちょっと前にNHKの「SONGS」にベンチャーズが出演していた。
結成54年、現在も毎年来日し全国ツアーを行っている。
私にとってはビートルズに並ぶ重要なミュージシャンである。
結成時オリジナルメンバーはドン・ウィルソン一人になってしまったが、80歳を迎えた彼は昔と変わらぬ元気な演奏を披露してくれた。
そのベンチャーズが新しいCDを出した。
ユーミンの作品を集めた「Ventures Play Yuming」である。
過去にもビートルズや加山雄三、サザンなどのカバーアルバムを出しているが、タイムリーな企画だ。
但し、今回紹介するのは1997年リリースの「ワイルド・アゲインⅡ」。
「SONGS」を見て、ベンチャーズが聴きたくなり、アマゾンで彼等のCDをチェックしていて見つけた。
故メル・テーラー(彼は活躍当時、世界最高のドラマーだった)へのトリビュートアルバムになっていて、プロデュースは何とジェフ・バクスター。ドゥービー・ブラザースやスティーリー・ダンに在籍したギタリストである。
ブッカーTの「タイム・イズ・タイト」やフレディー・キングの「ハイダウェイ」、H・マンシーニの「ピーター・ガン」などゴキゲンなナンバーが並ぶが、購入した決め手はビートルズの隠れた名曲「クライ・フォー・ア・シャドウ」。彼等がビートルズとしてレコードデビューする前のインスト曲である。
昨日、カーステレオで早速聴いてみた。言うまでもなく楽しいドライブになった。