この3か月映画館へ行ってない。
毎年GWには1~2本観ていたが、今年は、観たい!と思う映画が無かった。
当分予定も無い。
だからという訳ではなかったが、何かのきっかけで「薬指の標本」という仏映画を知った。原作は芥川賞作家の小川洋子。
タイトルからして面白そうだったので、早速ネットでレンタル(GEO)して観た。
私が観る映画は、6割が邦画、3割が洋(米英等)画、残り1割は仏映画。
仏映画は仏語の響きが耳に心地よいので、年に一度は見に行くようにしている。
特にパトリス・ルコント監督の大ファン。彼の代表作「髪結いの亭主」は私の一番好きな仏映画だ。

監督:ディアーヌ・ベルトラン 2005年作品
出演:イリス(オルガ・キュリレンコ)、標本技師(マルク・バルベ)、靴磨きの男(ソティキ・クヤテ)、きのこを持った少女(ドリア・アカー)他
主人公のオルガ・キュリレンコはウクライナ出身。この作品で映画デビュー。
2008年、「007慰めの報酬」でダニエル・クレイグと、2013年、「オブリビオン」でトム・クルーズと共演した。
「イリスはある日、働いている工場で誤って薬指の先を切り落としてしまう。彼女は仕事を辞め、知人のいない港町へと引っ越す。やがて彼女は、不思議な標本室で標本技師の助手という働き口を得る。ある日、標本技師の男から一足の靴をプレゼントされる。男に頼まれ、その靴を履き続けるイリスだったが・・・」
(Wikipediaより引用)

いくつもの標本保管室に改築され、かつて女子寮だった古びた建物の中で繰り広げられる隠微なドラマ・・・。
先の「髪結いの亭主」と同じフェティシズムの世界だ。
「髪結いの亭主」は理美容フェチ、「薬指の標本」は靴フェチ。
こういうジャンルは嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。
私じょーじの評価は・・・・★★★★(星四つ)