ホビット1 

15日の3D吹替え版に続いて22日、映画本来の形である2D字幕版を観た。
映画はやはり2D版が良い。3D版の最大の弱点は画面が暗くなることだ。
確かに立体的で迫力ある映像が楽しめるが、映画本来の姿ではないと私は思う。
映像の迫力や立体感というものは観客自身の感性が感じるべきもので、与えられるものではないと思う。

「ホビット・思いがけない冒険」3D版についての解説・感想は16日付の「イラヨイほりでい」をご参照いただきたいが、家族で楽しめる極上のファンタジー作品である。
吹替え版は字幕を読む手間がいらない。「アバター」以来3D作品は映画の主流になりつつある。
だが、私は極力3D映画は観たくない。今回の「ホビット・思いがけない冒険」は拠所無い事情で3Dの方を先に観たが、一昨日観た2D版の感動には遠く及ばない。
出演する俳優たちが発する声を聴くことは、映画を鑑賞する上で極めて重要な要素になる。
私は2D版のラストシーンに涙を流した。3D版には無いものを感じたのだ。

人類不滅の文化遺産「ロード・オブ・ザ・リング」の世界が帰ってきた。
DVDの発売が待ち遠しい!