ウェザーニューズ、第1回桜開花予測を発表<日経プレスリリース>

第1回桜開花予測発表
西日本は“早く”、東日本は昨年“並み”か“やや早め”
~ 全国1万ヶ所の桜の開花情報をケータイサイトで本日公開 ~

 株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、本日、桜シーズン到来に向けて、全国の公園や学校などを対象とした約1万ヶ所の桜の開花予測を発表いたしました。
  開花予測の対象となった桜は、先月の2月16日から2月末までに当社に応募があった全国の桜が対象となっており、全国1万ヶ所の最新の開花予測日は携帯サ イトにて、お花見名所を中心とした全国600か所の開花情報はインターネットサイトにて確認することができます。開花予測にあたっては、過去5年間に一般 の方から寄せられた桜の開花状況に関する膨大な“観察リポート”、先週全国で一斉調査した“つぼみリポート”、今後の“気象状況の予測”などをもとに算出 しています。なお引き続き、開花予測の対象となる桜木は当社携帯サイトにて募集をおこなっており、その桜木の開花日も随時発表していく予定です。本発表 は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、“日本の桜”を楽しんでもらうことを目的としています。

 全国1万ヶ所の桜開花予報、及び桜の開花日申し込みは下記の携帯サイトから確認できます。

◇携帯サイト「ウェザーニュース」
 http://wni.jp

◇インターネット向けサイト「さくらCh.」
 http://weathernews.jp/sakura/


【2009年の桜開花予測(3月2日現在)】

~桜開花の時期~
  近年、桜の開花は早くなっています。過去30年間の平均と5年間の平均を比べてみても全国的に早い予報で、特に都心部でこの傾向が大きく、関東地方ではこ こ5年のうち30年間の平均より遅く咲いたことはわずか1年(2005年)しかありません。今年の桜の開花は、過去5年の平均と比べると西日本で3日ほど 早く、東日本で同じくらいか1日程早くなっています。北日本は記録的に開花が早かった去年に比べると遅いですが、過去5年の平均と比べると2日程早い予報 になっています。今年のソメイヨシノの最も早い桜の開花は九州北部(福岡県、熊本県)や四国太平洋側(高知県)で、3月20日頃を予報しています。

 ※ 参考画像(1)は関連資料をご参照下さい。

~つぼみ調査による全国の桜の生長状況~
  全国4,000本を超えるつぼみ調査の結果、現在の桜の生長状況は、去年と同じか、やや早めであることがわかりました。特に九州北部・高知ではつぼみが他 のエリアと比べてすでによく膨らんでいるものが多く、桜の開花が早い傾向であることが分かりました。また関東では“まだ小さく硬い”が多いものの、一人ひ とりの写真や数年来桜プロジェクトに参加いただいている方々のコメントから、去年よりやや早いか同じという結果になりました。

 ※ 参考画像(2)は関連資料をご参照下さい。

*つぼみ調査について
  当社では、先週の2月25日~28日の期間、全国の桜の生長状況を調べるため、全国の一般の方と共に“つぼみ調査”を行いました。つぼみ調査は、つぼみの 状態を細かく把握することで、より精度の高い開花日を予報することができます。つぼみ調査におけるつぼみは“日当たり”、“枝”“生長度合い”などを基準 に選び、7 ランク別(まだ小さくて硬い、先が黄色に、先が緑に、全体が緑に、先がピンクに、頭が分かれ始めた、花びらが見えた)に写真と共に報告しま す。つぼみ調査は毎週定期的に行う予定で、毎週月曜日に最新の予報見解として発表していきます。

~開花に影響する気温の推移と予測~
<休眠打破期 12月から2月前半の実況>
  桜の開花に大きく影響する「休眠打破」ですが、「休眠打破」は1日の平均気温が3度~9度くらいが、最も大きな効果があると考えています。今年は、ほぼ全 国的に休眠打破は順調に行われていると分析しています。北日本や東日本、西日本の太平洋側で例年よりやや高めになりましたが、桜の開花に大きな影響を与え るものではないと予報しています。

<「成長期」 2月後半以降の実況と予測>
 2月後半の気温は平年並みの所が多くなりました が、西日本ではやや高い所がありました。3月初旬は本州の南海上に前線が停滞し低気圧が周期的に移動します。関東から西の太平洋側は曇りや雨の日が多く、 気温は平年並みか、やや低めに推移しそうです。関東以外の東日本や西日本は、曇りの日が多くなりそうですが、気温は平年並みかやや高めになる見込みです。 3月中旬になると、東日本、西日本とも晴れる日が多く、気温もやや高めになる予報です。北日本は、高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は周期的に変わると 見ていますが、気温は平年よりやや高めになる見込みです。ただ、この先の気温傾向に予報と大きな差異が現れた場合には、予報よりも開花日が前後する可能性 もあります。

~前回発表との相違点~
 前回は過去5年に一般の方から寄せられた桜の生長状況に関する観察リポートや、気象の実 況、予測に基づく解析をもと“傾向”として発表していました。今回は前回までの検討内容に加え、一般の方によるつぼみ調査結果を反映させ“予測”として発 表しています。その結果、前回の発表に比べて、北日本で1日前後遅く、関東、東海地方は2日前後遅く西日本は前回と同じかやや早くなっています。

【2009年の桜開花状況(3月2日現在)】
  当社では、通勤途中の桜や近所の公園の桜に目を向けてもらい、桜の様々な姿を楽しんでもらうため、つぼみから葉桜になるまでの桜の様子を携帯電話で観察す る「桜モニター」を開始しています。現在、桜モニター登録者数は1万人を超え、これらの観察リポートは貴重な桜の実況データとして、天気の傾向と併せて今 後の開花予測に活用されます。この観察リポートは携帯サイトとインターネットサイト上にすべて公開され、サイトを利用する人は、日本中の開花状況をリアル タイムで知ることができます。


 ※ 以下、詳細は添付資料をご参照下さい。

<日経プレスリリースより>

これを参考にお花見段取りでもしましょうかね。。