「人間の目」のようなカメラ、米大学が開発<ITmediaNews>
人間の目の網膜に視細胞が並んでいるように、曲面に光検出器を並べたセンサーを使ったカメラを米大学の研究者が作り出した。
2008年08月07日 14時29分 更新
「人間の目」のような新しいカメラを、米大学の研究者が開発した。
このカメラは、人間の目にヒントを得て、ノースウェスタン大学のヨンガン・ホアン教授とイリノイ大学のジョン・ロジャーズ教授が開発したもの。通 常のデジタルカメラのセンサーは平らな面に光検出器を並べているが、教授らのカメラは、曲面に光検出器を並べる。人間の網膜に視細胞が並んでいるのと似た 構造になる。
教授らは、多数の検知器をワイヤーでつなぐことで、メッシュ構造を作り出した。このメッシュは、通常のデジカメセンサーと同じ素材を多く使っているが、柔軟で曲げることもできる。
ホアン教授らのカメラは、現行のデジカメで起きる収差の一部を排除し、画質も向上するという。現時点では画素数はわずか256画素だが、確立された素材や製造プロセスを使っているため、いずれはもっと高密度で高度なセンサーも可能だと研究者らは考えている。
この研究成果は8月7日号のNature誌に掲載される。
<ITmediaNews本文より>
視覚的に人間にまた一歩近づいたのだろうか?この技術。
どうしてもイメージしてしまうのはターミネーターな目。
でも視力を失ってしまった人の目の代わりになりえるカメラを、体内に埋め込んでダイレクトに映像を見られる日も近年中にくるのかもしれない。。。