毎年暮れに購入しているお店で買物をしていたときに目に入った「東都のれん会 会員」の文字

東都のれん会って?その時はそう思っただけだったけど ふと思い出して先日調べてみた。

東都のれん会

東都のれん会とは?
 昭和26年(1951年)第二次世界大戦後、東京は漸く戦災の荒廃から立ち直ろうとしていました。古くから江戸・東京で商いしてきた私達は、このままでは古き良き伝統が失われてしまうのではないかという危惧を抱き、手を携えて伝統の継承と発展を共に目指すことを目的として本会を発足させました。江戸と東京を一語で表すため『東都』と『老舗』を己で名乗るのもおこがましいと『のれん』の二語を採って会名としました。
以来50年、会員相互の親睦を軸に、情報の交換をし、お客様との接点にと、東京駅地下などで協同の広告を掲載する他、日本橋高島屋を始め、幾つかの催しものを開催するなど様々な活動を展開してまいりました。その中には昭和44年から現在まで36回を重ねる日本橋三越の名物催事『東都のれん会老舗の会』がございます。毎年趣向を凝らし、商品をご提供するだけでなく、江戸文化もお目に掛ける意気込みで取り組んでおります。多少の会員の入れ替わりはありましたが、『三代、100年、同業で継続し、現在も盛業』という加盟店50余店は変わらず伝統の継承と、発展に努力を続けています。

との事。う~ん素晴らしい まさに江戸っ子な事業
どんなお店が名を連ねているのか?

<グルメ>
【あんこう鍋】   いせ源
【西洋料理】   上野精養軒
【蕎麦】   かんだやぶそば
【どぜう汁】   駒形どぜう
【鰻蒲焼】   駒形前川
【豆富料理】   笹乃雪
 
【そば】   総本家更科堀井
【うなぎ蒲焼】   竹葉亭
【天麩羅】   中清
【御蒲焼】   明神下神田川本店
【あひ鴨料理】   両国橋鳥安
【そば】   蓮玉庵
 <食の名物>
(甘味など)
【甘酒】   天野屋
【粟ぜんざい】   梅園
【梅ぼ志飴】   榮太樓總本鋪
【くず餅】   亀戸船橋屋
【パン】   木村屋総本店
【煎餅】   銀座松崎煎餅
【だんご】   言問団子
【秋色最中】   秋色庵大坂家
【フルーツ】   千疋屋総本店
【桜餅】   長命寺桜もち
【御菓子司】   とらや
【御菓子匠】   梅花亭
【だんご】   羽二重団子
【豆菓子】   豆源
  (酒と肴)
【江戸前佃煮】   海老屋總本舗
【はんぺん】   神茂
【佃煮】   新橋玉木屋
【味噌】   ちくま味噌
【清酒金婚・白酒】   豊島屋本店
【佃煮】   日本橋鮒佐
【折詰料理】   日本橋弁松総本店
【寿司】   人形町志乃多寿司總本店
【鰹節】   にんべん
【七味唐辛子】   やげん堀中島商店
【海苔】   山本海苔店
【銘茶】   山本山

<暮らしの逸品>
【扇子・うちわ】   伊場仙
【刃物】   うぶけや
【はけ・ブラシ】   江戸屋
【足袋・和装雑貨】   大野屋總本店
【江戸千代紙】   菊寿堂いせ辰
【はきもの】   銀座阿波屋
【特選呉服】   銀座越後屋
【漆器】   黒江屋
 
【楊枝】   さるや
【江戸ほうき】   白木屋傳兵衛
【呉服】   竺仙
【和紙】   榛原
【神輿・太鼓】   宮本卯之助商店  
【メガネ】   村田眼鏡舗   
【人形】   吉徳


なんとも魅力的なお店ばかりが。。


何軒かは実店に脚を運んだ事があるけれど。。まだまだ奥が深いようで。ただ意外にもこれだけ?だったのは寂しい限り。なかなか時代を越えて維持し続けるのは この時勢 大変な事なのだと察します。

三代続いていなくとも(のれん会に入っていなくとも)日本の伝統の技を守り続けているお店もあり 今の時代だからこそ残していきたい大事なものだと最近思うようになっています。

そんな江戸の良い物(東都のれん会加盟店のお店の物も取り扱いあり)をネットで販売している私も好きなココを御紹介




粋ですよ ココ

ちなみに「いなせだねぇ~」ってことば 「いなせ(鯔背)」江戸時代に流行った手拭い柄からきていると聞きました。「いなせ」って柄の手拭いは私も持っていますが 長てに対して半分ずつ柄が違うんですよ。。紺地にイナダのうろこの柄と白地に水玉(?)の組合せ 粋です。波柄も気に入ってます。