ウチには
常にお香のかおりがあった。
祖母が香木好きで
お香もかなりな種類持っていて、
行きつけの店に
新しいものが入った連絡が来ると、
次の日には買いに行っていた。
そんな祖母は手先が器用で
匂い袋を作ってくれたり、
とにかく
いつも祖母はいい香りを纏っていた。
今朝もお香を焚いた。
いつもは煙くなるから、
お香を焚いてるあいだは部屋にいない。
けれど
なぜか今日は煙を眺めたい気分で、
浄化力の高いお香が
燻らせている様子をボーッと見ていた。
(お香はネパール産)
あんまり煙が私の方に来るので、
部屋のあちこちに置き場所を変えてみた。
けれど、
私を追いかけるように
煙が私を取り巻いてくる。
「なんか浄化が必要なんかい!?」
と観念して、
浅草の浅草寺で線香の煙を浴びるように
その煙に巻かれるがままでいた(笑)
すると煙の色が
はじめはベージュがかった白だったのが、
白→白っぽい青→透明感ある白と青
という具合に変わっていった。
さらに興味深いことに、
色の変化とともに
お香から燻らせる形も…
ゼンマイ状→インクを水に垂らした状
→天女の舞のように細く優雅なもの
→オーロラ状に。
その何とも不思議な美しさに、
しばし心を奪われ
見入ってしまったほど!!
面白くなって、
先のものと京都産のお香の
燻らせ具合の違いを見てみた。
京都産の一般的なものは
煙が立ちのぼると、
みるみる入道雲のように広がり
煙の色の変化はさほど感じられなかった。
コチラは参考写真
ぜひお香を焚く時に
香りを楽しむことにプラスして、
その美しい燻らせている様子を
じっくりと観察するのがオススメ