法のライフガードを謳っておきながら、主席判事はさらっと「たかが子供一人のことじゃない」と一人の少年の人生を切って捨ててみせる。大きなもののためならちょっとした犠牲は必要な「仕方のないもの」なのだろう。そういう図太い人間が最終的には政治的に生き残っていけるのだろうけれど。
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しかしこのドラマ、法曹界を生き抜いている人々の面の皮の厚さみたいなものがこれでもかと出てくるのが面白い。検事・判事・弁護士、それぞれに長くやってると蓄積する澱のようなものが次第に面の皮を厚くするらしい。
ウィルがダイアンに対して「君はその子の名前さえ知らないんだろう。君が気にしてるのは別のことだ」とぶった切っていたが、その後ダイアンはチロっと資料をまくって確認していたくせに、最後にウィルに対して「ワタクシ、ちゃんと名前知ってましてよ?」というフフンとえばってみせるところがなんとも食えない。
そして主席判事も、「たかが」呼ばわりしたテレンスに対して、そんな発言などまるでなかったような慈愛に満ちた顔で謝罪してみせるし。「ダメージ」のパティ・ヒューズもそうだが、法曹界を上り詰める女性って大概にこんな食えないタイプに成長していくのだろうか。
年はくってても、まだまだ新人のアリシアのピュアさが際立つな・・・
バクスター判事やパークス判事のように、普段からウィルと個人的な付き合いがあって、そこでいざこざが起こるとそれを法廷に持ち込んで意趣返しとか・・・法を作るのも動かすのも人間だとはいえ・・・それで人生を左右されたらたまったものではない。
判事のギャンブル癖のためにわざと罪を厳しくされるなんて。それで人生が変わってしまう可能性もあるのに。
ウィルはそれで、バクスターに「アリシアに惚れてる」ということをあっさり白状してしまうだなんて。陰謀渦巻く法曹界で、長い付き合いだとはいっても弱みを見せたことが今後つつかれるネタになるのではないか。
ピーターの事件の陰謀で、ウィルたちもすでに歯車のひとつとなって回ってるわけで、ウィルのアリシアへの気持ちがかえってアリシアにとって足を引っ張る要素となるのが心配・・・